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父の小指をテノヒラいっぱいにして握っていた、幼い日。


父の手は、どんなに寒い日でも温かかった気がする。

時に叩かれ、撫でられ、育まれ、父の優しく大きい、海の匂いがする手が好きでした。

顔を合わせては、口が酸っぱく、しょっぱく、この際、口の匂いが変わる程、喧嘩もしたけど、言葉じゃ足りないくらい大好きよ。

いつもありがとう。いつまでも、仲良く、優しく、よろしくね。




えりこ