今年のお正月明け…1月5日に母を亡くしました。
父は2年前に亡くなり、今は相続手続きを進めている所です。
妹夫婦とは色々あり、決して良好な関係ではありませんが…それにしても酷い事が次々と発覚し混乱しています。
今後は相続手続きについての生々しい話しになると思います。
私の場合はかなり特殊な形だと思いますが、もし同じような事で悩んでおいでの方がいらっしゃったら…
参考になればと書いて行こうと思います。
記録の為に書いています。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
私の実家は祖父母、両親、妹と私の6人家族でした。
御多分に洩れず嫁姑の関係は良いとは言えず…
私は母と祖母の間で非常に緊張感のある日々を送っていました。
私は自他共に認める父親似…要はおばあちゃんに似ています。
母からは何かにつけて
あなたは〇〇家の顔だから…
歩き方なんておばあちゃんにそっくり!
などと、言われていました。
子供心にそれは誉められているのではない事もわかっていましたし、私は母から疎まれているんだと思っていました。
祖母へのイライラをぶつけられた事も数え切れません。
一方で妹子は母方の顔をしていました。
体型も似ていて…母は
妹子は△△家の顔よね。
足の感じなんかおじいちゃんにそっくり!
と、言っていました。
この話しをする時、母はとても嬉しそうな顔をしていた事を覚えています。
だからでしょうか、妹子は父方の祖父母の事を非常に嫌っていました。
私は…母をいじめて酷い人だとは思っていましたが、母にもそれなりに悪いところがあるからなんじゃないかな?なんて思っていました。
私にとっては祖父母だし、可愛がってくれていました。
私が生まれる前に何があったのかは知りませんが、あそこまで嫌わなくても?とは思っていました。
母からしたら酷い娘でしょうね。
味方をするどころか「お母さんにも悪い所があったんじゃないの?」なんて言うんだもの。
でも、どちらか一方に加担する事はできませんでした。
以前も書きましたが、祖父母が亡くなって…季節ごとの行事や料理、昔話など、祖父母から教えてもらった事がとてもたくさんある事に気づきました。
私が息子達に伝えている季節ごとの行事の多くは祖父母から教わったものです。
誰しも亡くなったら【良い人】になる
どこかで聞いた話しです。
多分…私も祖父母には嫌な思いをさせられた事もあると思うんです。
聖人じゃあるまいし、そんな事は当たり前。
私も祖父母に酷い事を言った事もあります。
お互い様だと思うんですよね。
でも、亡くなった後は…良い思い出がたくさん…
良い人になるんです。
私の息子達の事もとても可愛がってくれました。
可愛いひ孫ですもん。
だから、息子達にとっては祖父母は【優しいひいおじいちゃんとひいおばあちゃん】なんです。
だから、毎月のお墓参りも嫌がらず行ってくれるのだと思います。
私もあえて嫌な思い出は話しません。
嫌な事もあったと思う…でも、亡くなった人の事を恨んで過ごすより、良かった事、楽しかった事を思い出して過ごした方が良いと思うんですよね。
だから
誰しも亡くなったら【良い人】になる
って言葉があるんだと思うんです。
そうじゃないと…前に進めません。
私は母への恨み、恐れを必死に乗り越えて介護しました。
だから、今は母との楽しい思い出と共に前に進めている気がします。
時々辛かった事を思い出しますが、そこには母への恨みはなく、寂しさだけがちょろっと染み出します。
涙が出てしまう事もありますが、憎しみや恨みはありません。
続きます