今年のお正月明け…15日に母を亡くしました。

父は2年前に亡くなり、今は相続手続きを進めている所です。

妹夫婦とは色々あり、決して良好な関係ではありませんがそれにしても酷い事が次々と発覚し混乱しています。


今後は相続手続きについての生々しい話しになると思います。

私の場合はかなり特殊な形だと思いますが、もし同じような事で悩んでおいでの方がいらっしゃったら

参考になればと書いて行こうと思います。


記録の為に書いています。

お付き合いいただけたら嬉しいです。


音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜


母は色んな病気を患っていたけれど…多分、死因の一つはパーキンソン病だと思っています。

国指定の難病…脳の指令が筋肉にうまく伝わらなくなる病気です。

母の場合は固縮して行きました。

口を閉じる事が出来なくなり、嚥下も上手くできなくなり…亡くなりました。


先日、旦那さんのお父様がパーキンソン病を患っている友達と会いました。

久しぶりに会うと


お義父様はどう?


という会話から始まります。

母と同じ病気という事もあり、色々と情報交換していました。

国指定の難病申請の方法を教えてあげたのは私です。


この1ヶ月でガタッと悪くなってしまって…今は終末期(看取りをしてくれる)の病院に入っているの。

嚥下が上手くできなくなってしまって…今は点滴だけ…


もう1人の友達が聞きました。


って事は、胃瘻?


ううん、胃瘻はしてない。

本人が胃瘻は嫌だ、延命措置もして欲しくないって言っていた事を息子達が聞いていて…

夫の兄妹も含めて家族で話し合って、本人の意思を尊重しようって事になったの。

嫌な言い方になってしまうけれど、もう今は亡くなるのを待つ状態になってしまっているわ。


その友達は、完全同居をしていました。

10年ほど前にお義母さんが亡くなり、その後はパーキンソン病を発症したお義父さんと旦那さん、2人の息子と暮らしていました。

お下の世話から特別な食事の準備まで本当によくやっていました。

異性の親のお下の世話…しかも舅ですよ!

なかなかできる事ではないと思っていました。


この1ヶ月で本当にガタッと悪くなってしまったらしく…胃瘻をしないという選択をした後はもう何もできない状況です。



お義父さんの意思を尊重しようってみんなで話し合って決めたのよ。


彼女の言葉が心に刺さります。


父は生前、寝たきりになった母について


胃瘻だけはやめてやってくれ。

あれは苦しいらしいから。

苦しい事はしないでやってくれ。


と、言っていました。

胃瘻が苦しいのかどうかはわかりません。

父のお知り合いの方で苦しんだ方がみえたのだと思います。

その事が忘れられないらしく、胃瘻だけはやめてやってくれと、言ったのだと思います。


しかし…母は胃瘻を作られ、半年以上生きながらえさせられていました。

私はその事は全く知らされず…母が亡くなってから、叔母から聞きました。

叔母も母が亡くなった時に妹子から聞かされたそうです。


もし、もし私と妹子がちゃんと話しができる状況にあったなら…

2人で話し合い、父の言葉を伝え…胃瘻は作らない、という決断ができたと思います。


胃瘻を作らない…という事は、母の死期を早めることになったかもしれません。

2人でちゃんと話ができる状況だったなら、そんな重い選択を妹子1人でさせなくても済んだでしょう。


帰宅して1人になって思い出し、泣けて泣けて仕方がありませんでした。


あいつ…あいつだ!

父からの借金を踏み倒し、のうのうと生きていたあいつ。

私は父の無念を思い糾弾した…それで一方的に絶縁されてしまった…


あいつだけは許せない。


妹子はかなり参っていると聞いている。

そうなると…可哀想になってしまうのか情というもの。

でも、それではダメだ!と、父が言っている気がした。

友達と会って話したのには意味がある。

父の無念を、母の苦しみを思い出させてくれた。

今度こそあいつを糾弾し、頭を下げさせる。