息と動きの関係

 

心を込めて息を鼻から吐きます。

すると特定の筋に、ある動きが起こります。

 

その筋が充実すると表現したらいいでしょうか。

脚からその充実した動きを見ていくと

左脚は内旋 右脚は外旋

 

会陰を中心として上方に引かれるのが左側の半膜 半腱様筋

大内転筋 となります。

 

この筋がどうなるのか?

上方に引かれるのです。足から動かすのではなく

体幹部の動きにより上に引かれます。

 

何となく感じて頂ければいいのですが‥‥

 

そして息が噴門部まで上がった時は

別の表現をすれば意識がそこにある時は横膈膜の動きが

おこります。

 

横隔膜を使い、腹圧を上から抑え込みます。

左下から右上を使い抑え込みます。

たすき掛けみたいな押さえ込みですね。

 

この動きにより右大腰筋がやはり上方に引かれます。

 

正しい呼気とは 

骨盤内の圧

腹部の圧

胸中の圧

頭蓋骨の圧

脊髄全体を覆う筋による圧

 

それで昔の人は

下丹田

丹田

中丹田

上丹田

と語ったのだと思います。

 

さて、動きの始まりは何処からかと動きを

観察しますと

 

左側ですね。

左は縦の動きとして軸を作っています。

 

右側は横の動きであり縦の動きと作用する

ことにより本然の動きを行います。

 

ですからカラダを歪みをとる時、

左側の脚部からアプローチするのが

いいのではと考えています。

 

心を込めて吐くとき

目線は遠くを見つめます。

 

目線の先には何があるのでしょうか。

呼気の中にある意志を感じられたら

いいなと思っています。

 

呼気という中に無意識世界にある

意志を感じる時、その動きは最高の

動きとなると思うのです。

 

心を込めて吐くとき

カラダの歪みが無くなります。

これは有難いことです。