公立の一芸枠入試について書こうかな。

グラマースクールじゃない普通の公立にも下手な私立に劣らないくらい評判の良い学校があって、そう言う学校は公立ながらも毎年数名オックスブリッジ合格者を出しているし、生徒の半数がRussel group(日本でいう早慶+MARCH+関関同立)に行くと言う学校もある。

基本的に公立は学校から家までの距離が近い順に決まる。

そうなると引っ越してでも人気の学校の近くに住もうと言う人も出て来るんだけど、そういう人気の学校の近くの家は総じて値段も高め。

ちなみに、学校に申し込む時の住所を獲得するだけの為に短期間アパートを借りるとかはNG。

そこで、やってきました一芸枠。

音楽、スポーツ、アート、ドラマ、勉強等々、優れた才能を持つ子は距離に関係なく優先的に入学出来る。

そういう学校が我が家の場合、自宅から40分程で通える距離に9校あった。

知らないだけで調べたらもっとあるかもしれない。検索ワードはGovernor’s place, Music Aptitude, Sports scholarship 等々。

皆も調べて見つけたら教えて。後世の為に一覧表を作りたい。笑

息子はピアノをやっていたので、挑戦したのは音楽枠。(Music Aptitude)

しかしこのMusic Aptitudeが曲者で、学校によって試験の仕方が全く違う。

セオリーと実技のオーディションをする学校もあれば、音楽の経験は全く必要なくて、なんなら試験は楽器を使わないと言う学校、2次試験まである所、テストは5分だけ、などバラつきが激しい。(流石英国、個人主義w)

我が家から徒歩10分の公立校Twyfordはどれだけ楽器が出来るかではなく、音楽的才能を見るそう。

音楽の経験なしで、しかも楽器を使わずにどうやって音楽的才能(？)を測るかと言うと

📌PITCH: 2回音を鳴らして、2回目の音が最初の音に対して高いか低いかを言う

📌MELODY: 1小節分の音を2回鳴らして、どこが違うかを示す

📌TEXTURE: 和音を聞いてそれが2音、3音、4音のどれかか答える

📌RHYTHM: 1小節分のリズムを2回鳴らして、どこが違うかを示す

準備用の教材も沢山売っていて、うちが利用したのはこれ⤵️

一度だけお試しでMusic Aptitudeの対策クラスを受講してみた事があったんだけど、テストは全部で60問で、45点以上取れなかったら残念だけど音楽枠入学は諦めた方が良いそうで。

これは時間をかけてトレーニングする物じゃないから、ダメなら諦めてさっさと勉強の方に注力すべし、だそうです。

気になる人、是非試してみて。(模擬テストだよん♪)

トレーニングしてまでやる物じゃない、とは言いつつ

Twyfordはこのスタイルまるっきりそのまま出ます✋

息子は、、と言うと、60問中50問正解。

中々良いんでないの？！✨

もしかして音楽枠で行けちゃう？！

色めき立ったものの、2次試験でまさかの半分も取れず

(2次試験は聞こえた音をハミングする、手を叩いてリズムを取る系)

1次2次の合計の点数で、Twyford は補欠40位。

Twyfordと姉妹校で、Outstanding評価のAda Lovelaceは補欠20位。(同じ試験の点数で評価する)

微妙、、というか限り無くアウト寄りの微妙、、っていうか

絶対アウトじゃん、これ💦

結局6校音楽枠で挑戦したけれど、

どれもこれも微妙な結果としか言いようがなくて。

どこも倍率は10倍以上、人数にして200人以上受けるから壊滅的ではないものの、

順番が回って来なさそうな補欠の順位😑

うーん。

残念ながら息子は音楽じゃなかった様です。

当時、ABRSMのピアノでグレード5は取っていたんだけどなぁ。。🥺

そんな訳で、音楽枠はスッパリ諦めて、

得意のアカデミックで勝負する事にした。

次回はアカデミック特待生について。

一芸枠で人気校に挑戦