🧠単純パーセプトロンとは?

─ はじめてでもわかる!AIの原点・しくみ・仕組み ─

みなさんこんにちは!今回は、AIのはじまりとも言える
「単純パーセプトロン(Simple Perceptron)」について、
超わかりやすく解説していきます!


💡単純パーセプトロンってなに?

一言でいえば、

ものごとを「はい」か「いいえ」で判断する、超シンプルなAIです。

今でこそChatGPTのようなすごいAIが話題ですが、
その「超入門編」、いわばAIの赤ちゃんがこの「単純パーセプトロン」なんです。


🍱 お弁当判定AIでたとえてみよう!

あなたが「今日のお弁当が好きかどうか判定するAI」を作るとしましょう。

入力するのは…

  • おかずが唐揚げ → 1(はい) / 0(いいえ)

  • ごはんが温かい → 1(はい) / 0(いいえ)

そしてAIはこう考える

「唐揚げならうれしい!温かいごはんもうれしい!合計して“好き”の基準を超えたら好きと答えよう!」


⚙️ 実際のしくみ:3ステップで判断!

単純パーセプトロンは、以下の3ステップで動きます。

① 入力を受け取る

例)

  • 唐揚げ:1

  • ごはん温かい:1

② 入力 × 重み の計算

それぞれの特徴には「重み(重要度)」をつけます。
たとえば:

  • 唐揚げの重み:0.7

  • ごはんの重み:0.6

計算すると…
→ 1×0.7 + 1×0.6 = 1.3

③ しきい値(基準)と比べる

「1.0」をしきい値(しきいち)としたら…

  • 合計が1.3 → 好き!(YES)

  • 合計が0.9 → 嫌い!(NO)


🧠 つまりどういうこと?

用語 意味
入力 AIが判断材料として受け取る情報(唐揚げ、ごはんなど)
重み それぞれの情報がどれくらい大事かを示す数値
しきい値 YES/NOの判断ラインとなる基準値
出力 最終的な答え(好き/嫌い、YES/NO)

📌 できること・できないこと

✅できること ❌苦手なこと
YES/NOで判断するようなシンプルな問題 複雑でぐにゃぐにゃした判断が必要な問題
「線」で分けられる問題(例:猫か犬か) 「曲線」や「あいまい」な境界のある問題

👉 こういった複雑な問題には、多層パーセプトロン(ニューラルネットワーク)という進化版が登場します!


🧬 なぜ重要なの?

今どきのAI(ChatGPT・画像生成AIなど)も、
もともとはこの単純パーセプトロンのアイデアから進化してきました。

1960年代に「フランク・ローゼンブラット」が考案したこのモデルが、
AIの歴史を動かした大きな一歩なんです。


🖼 図解:単純パーセプトロンの構造(イメージ)

[入力1] ─┬→ × 重み1 ─┐
[入力2] ─┘→ × 重み2 ─┤→ 合計 → 判定 → 出力(YES/NO)
[入力3] ─────── × 重み3 ┘

✨ まとめ

用語 一言でまとめると…
単純パーセプト  ロン 「情報を受け取り、重みをかけて足し算して、しきい値でYES/NOを出すAI」

たったこれだけなのに、
これが今のAIの原点なんです!