自分の棚卸
自分の持ち物を再点検しております。
引っ越しや何やらで紛れ込んでしまった物
仕舞い込んで存在を忘れていた物
無くなったと思っていたり
持ってないと思っていたものが
不意に出てきたり
物質的な物だけでなく、
自分の記憶や経験も棚卸していこうと思います。
後生大事に閉まっておいても仕方ない。
また引っ越しを考えています。
東京に来て1年以上経った。
まさかこんなに長い事シェアハウスに
住むとは思ってもみなかった。
箱根のホテルでの仕事が終わって、
次に住む場所が決まるまで
せいぜい一ヶ月程お世話になるつもりだった。
それがもう1年以上前の話。
新宿に近いのに静かな住宅街で、
目の前には神社、駅まで徒歩3分。
立地としてはかなり好条件。
あんなに嫌だった相部屋も
実際暮らしてみれば平気だった。
（しかもある日突然相部屋に）
これはルームメイトのおかげ。
誰でも大丈夫という訳では無いので、
本当に感謝している。
東京生活はかなり濃い経験でした。
他人と同じ屋根の下で集団生活。
住人とは家族のような関係性で、
レンタルスペースも兼ねていたので
毎日たくさんの人達囲まれていた。
毎日のように初対面の人達と出会い、
何十人の人と出会ったかわからない。
正直顔も名前も覚えきれない…。
自分の生活空間の中に昼夜問わず
常に他人が出入りしているって、
結構特殊な環境なんじゃないかな？
大家族的で、あって無い様なプライバシーは
どこか昭和以前の日本の風景っぽい。
住み込みの仕事もしてきたので、
集団生活の経験は有るけど、
ここまで出入りの多い環境、
自分と他人の境界が曖昧な生活は初めてだった。
そしてそんな環境で自分が暮らせているのに驚いた。
ここでは私がかなり苦手な
自分と他人の境界線を引く
についてスパルタに試されました。
この環境なので、自分で境界線を引かないと
自分のペースが掴めない。
掴めないどころか自分が何を感じて
今どうしたいのかすら危うくなる。
ここに来る人は基本的にいい人ばかりですが、
あまりにも人数が多いのと、
パーソナルスペースが限られるので
たまに発狂していました
人口が過集中している都心で
さらに濃い空間に四六時中いたら、
いつの間にか勝手に鍛えられてます。
それ以前にいたのが北海道のド田舎や
離島なので１８０°違う環境。
元々なるべく一人でいたい。
騒がしいのは苦手で集団行動は本当に無理。
なんだってそんな私がシェアハウス生活をしていたのか？
心のどこかで
そんな自分を試したかったのかもしれない
選択肢は他にもあったのに
ここで住みたいと思った。
本当に私は人と一緒に暮らせないのか？
自分と他人の心地良い距離感を測りたかったのかも。
1年以上住めた事は私の中で一つの
小さな自信になった。
シェアハウスの皆には各方面で
本当に助けてもらって、
ここだから生活出来たのかもしれない。
自分のスペース（物理的、精神的どちらも）を
意識的に作る大切さや重要性、
自分の問題と他人の問題を分ける事、
自分の望みを相手に伝えるプロセス。
感情に振り回されない練習。
日常生活でひたすらこの課題を繰り返してた。
笑顔でスパルタ修行…
そんな楽しくも激しい一年だったな
よくがんばったよ…
1年前の自分と今の自分がどれだけ変化したか
まだよくわからない。
でもこのコロナ自粛で腐らずに
自分と向き合えた事、
自分の一番怖いところを見れるようになった事、
許容範囲がわかってきた事は無駄では無かったな。
夕焼けがキレイ。
窓や屋上から見る空が大好き。
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