各地を転々としていると
自分の住所？がわからなくなる
一番困るのが書類や身分証
住民票は実家に移して
免許証はニセコ（ようやく長野にした）
現住所は東京
保険証は箱根…
手続きを怠っていたら訳が分からない事に
どこから来たの？
の質問に毎回一瞬困ってしまう
わたしはどこから来たのだろう？
どこに属してるんだろう？
ふとそんな事を考える
出身は長野県
でも実家を出て数年経つ
私は流れ者だ
一か所に長く居られず
長野や北海道にいた時も
年に数回は別の場所で暮らしていた
昔はそんな自分を恥ずかしく思っていた
何事も続かない
根無し草
将来のビジョンが浮かばない
理解されない
いい加減な人
気分屋
その都度わたしなりに
意味があってその場所を選んだのに
それをうまく伝えられ無い
上手く伝わらないという事は
何も考えてないのと一緒だ
そんな罪悪感があった
それがここ数年わたしの生き方を
楽しんでくれたり
肯定的に受け入れてくれる人達が現れ出した
劣等感を感じていた生き方を
自分なりに楽しみだしたら
自然と周りが肯定的になってくれた
そしてある時父がぽろっと言った一言
”おれもそんな暮らしに憧れてた”
過保護で心配性の父から意外な一言が聞けて
なんだかほっとした
でも本当は昔から気付いていた
旅好きなのに一生を長野県で生きる事にした父が
私を通して色んな世界を見るのを楽しんでいた事に
私はいつまで東京にいられるだろう？
次はどこに行くんだろう？
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