「もういい、私一人で行くから。」
そう思って家を出た数時間後。
私は夫に電話をかけ、
「お願い…助けて。」
と言っていました。
あんなに意地を張っていたのに。
あんなに腹が立っていたのに。
人生って、本当に何が起こるか分かりませんね。
先日、次男の県大会がありました。
県大会という特別な日。
本当は家族みんなで応援できたら…
そんな思いが、私の中にはありました。
試合の前日、次男が夫に言いました。
「見に来てほしいな。」
私もは心の中で少し期待していました。
でも返ってきたのは、
「仕事が忙しいから無理。」
その一言でした。
仕事なのは分かっている。
でも、言い方が少し冷たく感じてしまって…。
「あぁ、やっぱり来てくれないんだ。」
胸がギュッと締めつけられました。
事前に伝えてもいたし、夫がきめたなら仕方ないと、
「もういい。私一人で行くから。」
そんな気持ちで、息子たちを乗せて家を出ました。
でも、その数時間後。
まさか夫に助けを求めることになるなんて、思ってもいませんでした。
会場に着いてすぐ、次男の顔が青ざめました。
「お母さん…忘れた。」
試合に必要な大切なものを家に置いてきてしまったんです。
「えっ…。」![]()
頭が真っ白になりました。
家を出る前、私は何度も確認していました。
だから思わず、
「何回も聞いたよね!?」
と強い口調で言ってしまいました。
焦る次男。
責める私。
どう考えても、自分たちでは間に合わない。
その瞬間、頭に浮かんだのは夫でした。
でも…
さっきまで「一人で行く」と意地を張っていた私です。
電話なんてしたくない。
頼りたくない。
そんな気持ちがありました。
それでも、そのプライドより大きかったのは、
「息子を試合に出してあげたい。」
その一心でした。
意を決して電話をすると、夫は何も言わずに届けてくれました。
その姿を見た瞬間、涙が出そうになりました。
私は、
「仕事だから来ない。」
「冷たい。」
「私たちより仕事なんだ。」
そう思い込んでいました。
でも違った。
夫は、息子が困っていると分かったら迷わず動いてくれた。
言葉ではなく、行動で。
その時、気づいたんです。
私は夫の"言葉"だけを見て傷ついていた。
でも、本当の愛情は"行動"の中にあったんだ、と。
これは、今までも何回も同じように思い、
そして、クライアントさんには伝えている事。
今の私の現状にハッとしました。![]()
そして、もう一つ気づいたことがあります。
あの日、次男を怒ってしまったのは、忘れ物をしたからではありませんでした。
私自身の心に余裕がなかったから。
寂しさも、悔しさも、期待も…。
全部抱えたまま会場へ向かったからです。
だから私は改めて思いました。
夫婦関係は、相手を変えることではなく、
相手の見方が変わることで、大きく変わり始める。
これは私が不倫や離婚危機を経験してきた中で、何度も何度も体感してきたことです。
試合の結果は悔しかった。
でも、県大会という舞台まで努力してきた息子を誇りに思い、
数日後のもう一度のチャンスに向けて、
その日から練習に励んでいる姿は本当にたくましい。
そして自然と心の中に浮かんだ言葉があります。
「息子よ、生まれてきてくれてありがとう。」
そして、
「夫よ、私と結婚してくれてありがとう。
お父さんになってくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。」
少し大げさかもしれません。
でも、あの日の私は、本気でそう思えたんです。
もし今、あなたがパートナーの言葉に傷ついているなら…。
その言葉の奥にある「本当の想い」にも、一度だけ目を向けてみてください。
見える景色が、少し変わるかもしれません。
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