夜、友達とカフェバーへ行った。
そこは、ゲーテが学生時代に通い詰めていたので有名な居酒屋『Auerbachs Keller(アウアーバッハスケラー)』の横にある。
下の写真は、このバーのロゴ。

ロゴ

いつもなかなか注文を聞きに来ないドイツ人店員。
忙しいときならいざ知らず、ヒマすぎて大あくびをし、客が残したパンをつまみ食いしているときでさえ、こっちをチラリとも見ないのである。
ドイツ生活三年半で、ひたすら待つ、鬼のように待つ、ということに全然平気になったのは
滞在一年を過ぎたあたりだろうか。
きっと、これからの人生で、この場所で培った忍耐は大いに役に立つことだろう。
ありがとう、ドイツの店員さん。

演奏


突然、不気味な雷音が鳴り響いたかと思うと、微風のように軽やかな演奏が流れてきた。
生演奏の始まりの合図だったのだ。
一目でベテランと分かるバイオリンの奏者と綺麗なお姉さんの弾くピアノが、店の中の空気を変える。
そこには2時間ほどいたが、その間に三回も演奏してくれた。
ほとんどがおなじみの名曲。
とてもよかった。
いい夜だった。