ガイジン数名と話をしていたときのこと。

「ねえ~、日本人ってなんであんなにブランドが好きなの?
この前、フランクフルトのヴィトンの店で4000ユーロ(約52万円)がすっごく安いわあ~、
とかいう客がいてびっくりしたわあ!しかも、いつも日本人がうじゃうじゃいるしっ!!」

彼女は日本語が分からないから、客の会話なんて分かるはずがないのである。
どこでそんな情報をゲットしたか定かでないが、確かに、日本人はブランドが大好きである。
ところがどっこい、ここ東ドイツのライプチヒには、ブランドのバッグなど
持っている人をほとんど見かけないほどの田舎町だったのだった。
この地の人達は洋服も、バッグも、それから靴だってなんだって、全くかまわない人が
とっても多い。
冬なんて、みんなユニクロのジャケットかっ??と思わずにいられないほどだ。
おかげでなんだか私までドイツにすっかり染まりそうなユルユルの日々を過ごしている。

「それからね、日本人って名刺交換するとき、すっごく丁寧なのよ~!!
こっちでは名刺なんて放り投げる人だっているっていうのに(これ、ホント)、
日本人は両手で渡して、両手で受け取ってbow(お辞儀のこと)するのっ。
もー信じられなあい!!」
とその生粋のドイツ人女性がオーバーな身振りで叫んでいた。

そういえば、来月はライプチヒで有名なバッハ祭が開催される。
そろそろ大勢の日本人観光客がゾロゾロとこの辺りをうろつく時期だ。

「日本人ってバッハが好きな人種なのよね。」とはその女性。
延々としゃべり続けているのに、まだ彼女はしゃべり足りないようである。
「ライプチヒの人は、ゲバントハウス(有名なコンサート会場)やオペラ座すら行ったこと
のない人たちばかりなのに、日本人は一週間の間に最低6回のコンサートへ行くの。
(これもホント)もー、日本人ってまったくせわしない人種よねっ!!」
褒めてくれるのかと思いきや、ここで落とすのか、おい。

でも、彼女の言う通り、日本人の観光の慌ただしさはかなり有名らしい。
ヨーロッパ人には全然理解できないことの一つみたいなのである。
こちらの人たちの旅行は、たいてい一カ所にとどまって優雅に過ごすようで。
そんな過ごし方も、ヨーロッパという大陸だからなんだろうなあ~、、と
二年間ドイツに住んだ、これは正直な思いである。





前回の菜の花をパステルで描いてみた。
$ライプチヒ歳時記-菜の花2