ライプチヒ歳時記-アレックス
先週泊ったサトシの友達、アレックス君。至近距離ではこちらが照れるほど男前である。



一週間次々と病に倒れたウチの家族、ようやく復活をした今週末、以前ブログに登場した
ワンさん一家からバーベキューに誘われた。

招待されたのはウチの家族を含めて二家族。
でもなぜか子供だけはうじゃうじゃいる。
チビ共が辺りを走り回っている中、大人はワインやビールで乾杯だ。
(まったくドイツに来ても飲んだくれなウチの夫婦である。)

ドイツに来て驚いたが、パーティーなどでは大人と子供が同じ食卓を囲むことは滅多にない。
かならずテーブルは別。
関係ないが、寝室も絶対に別なのだ。
(ウチの家族は、日本伝統の川の字で今も寝ているので
サトシとリカの友達が泊まりに来た時には、いつもたいそう驚かれるものだ。)
そんなところは、外国ってけっこうドライなんである。

キャンドルの灯が渋く光っている中、宴は進む。
私たちの前には美味しそうな焼き立てバーべキューがこんもり。
でも日本と違い、こっちのバーベキューはなんたって、、、
そう、野菜がほとんど無いのだっ!
いくら肉が好きだといったって、身体が草食系で出来ている日本人には
なんとも酷な食事なのである。
肉、ニク、にく。
肉のオンパレード。
それをかたっぱしからムシャムシャ美味しそうに食べている西洋人。
うーーーん、いつみてもものすごい光景である。
よくこんなに肉ばかり食べ続けられるもんだ。
こんなのを見ていると、日本人ってやっぱり西洋人に体力で負けちゃうんだろうなあ~
なんてふと思う。

と、突然和やかなムードがぶちきれた。
「あ、コレさあ~、、、もしかして腐ってない?」
みれば、となりの巨大な奥さまがグローブのような手にチリソースの入ったビンを持っている。
「ほらあ~、なんだか酸っぱい匂いがするんだけどっ!!」
ダメ出しのようにそのビンをワンの旦那様へ手渡している。
哀しそうな顔のワン。
それから矢継ぎ早にその奥さまが言う。
「それにね、この手羽先。
これを食べたら手が汚れるから、ドイツ人ってあんまり好きじゃないのよねええええ~~。」
もう言いたい放題である。

それからその彼女は、肉を食べ続け、煙草を吸い続け、そしてどっかり座り続けていたのであった。
ザ、ドイツ人。
今宵は、久しぶりに典型的な強烈ドイツ人に出会ってしまった。





展覧会で一緒に展示した彼女に連れられて行った可愛らしい喫茶店のデザート。
大学生の彼女は、やっぱり洒落た場所をたくさん知っている。
ライプチヒ歳時記-デザート