授業にはやっぱり黒板とチョークがいい。
この学校の授業を受ける度にそう思う。

「もー、またおかしくなったわっ!」
サトシの担任、コルビン先生が嘆いている。
うちの学校では各教室に最新型のプロジェクターが設置してあるが、これがまたしょっちゅう
誤作動を起す。
45分の間に最低2回はそのせいで授業が中断されるのだ。


$ライプチヒ歳時記-プロジェクター
 
このプロジェクター、パソコンと連動しているので次から次へと画面が魔法のように変化する。
算数の授業では、生徒にゲームのような問題をさせては楽しませてくれる優れものだ。

そんな楽しんでいる最中に限って、これがいきなり作動を停止する。
「また、変になりやがったナ!」
「画面が止まってんでッ!」
とかなんとか、その度にみんなギャーギャー騒ぐのだ。
ただ画面の字を消したいだけなのに、黒板消し代わりのペンを動かせば変な色の線が出てきたりして
余計、画面がぐちゃぐちゃになってしまう。

コンピューターって、役に立つようでホント、面倒なことが多いのである。
で、やっぱり、昔ながらの日本のように黒板とチョーク。
字を間違えたら白い煙をまき散らしながら黒板消しで消せばいい。
ただそれだけのことだ。
あのチョークの匂いが懐かしい、ここは異国の地。