$ライプチヒ歳時記-クラスの写真

            今日は雨だったので、休み時間は教室で映画鑑賞。


2時限目が終った。
さあ、みんなお待ちかねのブレイクタイムだ。
ドイツの学校へ通い出して以来、サトシに毎度注意するにもかかわらず全然直らないものがある。
それは、、立っておやつを食べること。
とはいっても彼の担任自らが立ち食いのお手本を示しているので、てんで話にならないのだが・・・

そのブレイクタイムには、クールな音楽がガンガン教室中に響き渡る。
そんな時に
「サトシ!日本人はね、いつも行儀良く・・・」
なんて説教したところで、そんなのドイツではなんの意味も持たない。
そして声だけが空に散っていく。ああ、なんて切ない。

それから、その曲につられてみんな踊り出すのがいつもの日常だ。
こちらの子達は日本人のように恥ずかしいという感覚が無いので、見ていて気持ちがいいほど
楽しげに踊る。
それを眺めてから教室を離れるのが、これまた私の日常になっている。

それにしてもドイツには、行儀作法という概念が欠如しているように思う。
食事のマナーに限ってはとても洗練されているように思うが、学校にいる先生達の中で
こ、、これはっ!!と絶句するような美しいマナーの人に未だかつてお会いしたことがない。

モノを持ったまま、ゴミ箱が邪魔だから、と足ではじっこに追いやるベッピンな先生や、
パンならいざ知らず、皿ごとサラダをフォークでつつきながら、廊下で立ち話している
ギャルっぽい格好の先生もいたり。

放課後は放課後で、目、鼻や口の周りにたくさんの装飾品を身に付け、
たった今、マ◎ファナでも吸ってきたの??そう思うくらいに目元はヤバいがイケメンな先生や
胸元がぼっくりと開いた白いモヘアのセーターを着て、超ミニスカートなのに
思いっきり足を組んでいるモデル系金髪美人センセイもいる。
うちのダンナが彼女を見たら、きっとそこら辺は鼻血だら、、、、、いやまあ、それはいい。

ホントにいったいどうなってるんだ、うちの学校は。
もう10ヶ月も経つというのに、まだまだ驚くことばかりだ。