ライプチヒに在住している数少ない日本人の一人、かおりさんから新年のパーティーの
誘いを受けた。

ライプチヒ歳時記-カモ料理


ドイツ人の旦那様が腕をふるって作ってくれたのは、ドイツ名物カモ料理。
物理学者だというのに男前で柔道一筋の彼は、なぜかうちのダンナとウマが合う。
ダンナも系統は違うが同じような畑の職場で、おまけに柔道の段持ちというところまで
そっくりなのが面白い。
ただ残念なことに、ダンナはアジアンテイスト一色、、、、、見た目はカンペキに負けている。

その旦那様の話。
先日のこと、会社で「アメリカ人の操作方法」という講座があったそうな。
一般的にドイツ人の会議というものは、各自の主張を押し通し、火花を散らすほどの
勢いで進行するのがフツーである。
(ドイツ人は自分が明らかに悪いと分かっていても絶対に謝らない・・・のが通説)
でもいったん会議が終ってみると、その戦った相手とお互いわだかまりなく会話できるのが
日本人からみると驚異的ですらある。

ところが、アメリカ人は外見上、相手の意見を立ててかなり保守的らしい。
だから、ドイツ人の会議は彼らからすると
「もう信じられナーーイ!」
というわけで、アメリカ人と議論をするときには決してドイツ式に行ってはいけない、
ということを教わったようだ。

ここでの知り合いが増えていくと、面白い話を聴く機会もますます増えていく。
ワインの勢いも手伝って、気付けばもう3時間だ。
リカがそろそろ眠たげな眼差しになってきてグズグズとまとわりついてきたので、
後ろ髪を引かれながらも小雨の降りしきる中、車へと乗り込んだ。



           スウェンさん(ダンナ様)実家のあるハルツ山地の人形
ライプチヒ歳時記-ハルツ山地の人形