元旦の明けた一月二日。
日本はまだまだお正月。お正月にはタコ上げてェ~、コーマをまわして、、、なんて
やっている最中だろうが、ここドイツでは今日から会社も学校も始まり。
何が哀しくて正月三が日に、、、と、日本人なら腹が立つに決まってる。
そして、ウチのダンナと子供たちにとって、つらく、物悲しい朝がきた。
か細い声で「・・・いって・・きま・す。・・・」
みんな、かなりテンションが低い。
ライプチヒ歳時記-頂き物
(これは全部日本の知り合いから贈られたモノ。リカが綺麗に並べてくれた。)


ウチの学校では、始業式に忘れないよう持参する物など一切無い。
日本なら冬休みの宿題に上履き、それから通知表などなど、前日には声を荒げて
「持ち物は全部揃ったのっ?もう一度、確認したらっ??」
なんて言ってる母もたくさんいることだろう。

でも、ドイツ在住の子供達ならきっとこういうにちがいない。
冬休みの宿題って・・何?
上履き?それは汚れてもずっと廊下に置きっ放しでいいんやでェ~
通知表?ああ、それならコピー用紙やけど、間違って捨てたかもナ。

それから、日本の始業式にはお決りの朝会、身体の芯まで凍るような体育館だ。
もったいないほど有り難い校長先生の長いお話は、今までの人生で何度となく繰り返されたけど、
素晴らし過ぎて何一つまったく覚えちゃいない。
それに比べ、ウチの学校は、いきなり、そう、なんの前触れもなく唐突に授業が始まる。
肝心の校長先生を探そうにも、どこにおいでか姿が見えないのだ。
そして、授業終了と同時に生徒は机の上に椅子をあげ、キャーキャー騒いで、HORTの部屋
(放課後に遊ぶ場所)へと移動する。
もちろん、日本なら当然の掃除もドイツの子がするわけない。
役割分担が徹底しているドイツだから、業者のおかげでいつも学校内はピカピカだ。

日本とはまさに対極をいくドイツの学校。
でも子供たちにとっていったいどちらがいいのかなんて、ホントさっぱり分からない。


お正月なのに、、「そんなの関係ないしっ!」と突っ込まれそうな佇まいのクリスマスツリー。
ドイツでは6日まで飾られるようだ。
ライプチヒ歳時記-クリスマスツリー