朝日をたくさん浴びてキラキラ光る川を眺めながら、いつものように子供たちと歩いていた朝。
突然、前にいるガイジンが振り向いて私に話しかけた。
「おはよう!子供たちはウチの子と同じ学校ですよね?!」

彼女達はここ最近見かけるようになった、一つ上の階にいるアパートの住人だ。
同じ学校に向かっているのは知っていたので、話せたらいいなあ~とずっと思っていたのだ。
(近くには公立小があり、ウチの学校と逆方向へ行く小学生がたくさんいる。)
彼女が最初に話したのは英語だったが、私が日本人だと知ったとたんに彼女の言葉が日本化した。
「ワタシも二年間、日本に住んでいたんです。」
嬉しいことに日本語を話してくれるドイツ人が現れたのだ。
ま、それもほんの二文ほどだったが・・・。

知り合いになれて嬉しいデス!なんてこっちまで嬉しくなるセリフを彼女は言ってくれた。
それから名前を聞かれて答え、その後、私も同じ質問をする。
、、と彼女、「secret.」だと言った。
ええっ?!
たった今、私と会えて嬉しいって口走ったのに、自分の名前は秘密だなんてっ!
なぜ、、、なぜ、シークレットやねん???

がーーん、、ショックをかくせないほど気落ちしていたら彼女はカバンの中をガサゴソ探し始めた。
そして無造作にソレを取り出して、私に手渡してくれる。
ソレにはこう記されてあった。
「名前:Sigred(シーグレット)」


あの日、レゴランドで買って以来、やっと完成にこぎつけたサトシ作レゴ。
$ライプチヒ歳時記-サトシのレゴ