サトブロです -87ページ目

サトブロです

長崎市浜町の美容室「SHINJU INTERNATIONAL」の美容師・佐藤雄樹のブログ

髪の毛が傷んでしまった女の子、美容室でトリートメントをしてもすぐに元のバサバサの髪に戻ってしまう。

諦めてしまった女の子は、美容室に頻繁に行っていた自分を責めていました。



数ヶ月後、女の子にいつもの美容師さんからお手紙が届きました。

「こんにちは。元気にしてますか?最近お見えにならないので心配しています」的な内容のお手紙でした。

女の子は、嬉しい気持ちと複雑な気持ちを胸に秘めながら読み進めて行きました。


読み終えた後、手紙をしまおうとすると、手紙がもう一枚あることに気が付きました。

そこには、女の子のこれまでの常識を覆すびっくり仰天の内容が「髪の毛のいろは」という、美容師さんの手作りと思われる髪の毛に関する豆知識がびっしり書き込まれていました。




髪の毛のいろは



・まず毎日乾かすこと
髪の毛は濡れていると、非常に敏感な状態になります。髪の毛の表面にはキューティクルという小さな鱗状のモノがたくさんあり、濡れているとそのキューティクルが開いた状態になります。
そのまま寝ると、寝返りなどで、髪の毛が摩擦を受けたときに、キューティクルが剥がれ落ち、ダメージの原因になります。

$サトブロです

2、髪の毛の構造
ストローを思い浮かべて下さい。その中にご飯粒がぎっしり詰まっている状態がベストな髪の毛の状態です。

$サトブロです

イメージ的にはそのご飯粒に色をつけるのがカラー、ご飯の形を変えてウェーブをつけるのがパーマです。

$サトブロです


カラーやパーマを繰り返すとそのご飯粒が流れ落ちて行きます。
スカスカになったストローには、ご飯粒がないので、カラーが定着する場所がありません。形を変える場所がありません=パーマもかかりません。となる訳です。


3、ケアの方法
ではどうすれば綺麗な髪が維持出来るのか。
それは日々のケアです。
カラー、パーマをすれば少なからずダメージは発生します。綺麗な髪を維持するには、そのダメージといかにうまく付き合っていくか、負担をいかに少なくしていくか、ということに懸かっています。

美容室で施術を行うメリットというのは、その人のダメージレベルに合わせて薬剤や施術方法を変えて行えることです。
髪の毛は十人十色なのに、同じ薬剤で同じ仕上がりになるはずがありません。
特に市販品の美容薬剤は危険です。これは後から詳しく説明します。


・シャンプー
シャンプーは美容室専売のモノをおすすめします。
何故か。

・洗浄力について
市販のシャンプー剤は洗浄力が強過ぎるからです。洗浄力が強過ぎると、必要のない所まで洗い過ぎてしまいます。汚れだけでなく、先ほどの綺麗な髪に必要なご飯粒の部分まで作用してしまいます。どんどんご飯粒が流れ落ちてしまいます。
シャンプーが強過ぎると、髪の毛のダメージに直結するのです。

$サトブロです

・内容成分
一番巷で噂されているのは「シリコン」と呼ばれるものです。
これは一見髪の毛が綺麗になったと錯覚させるものです。市販のシャンプーやリンスにはこれが沢山配合されています。
どういうことかというと、本当の綺麗な髪というのは、先ほども書きましたがご飯粒がいっぱいに詰まっている状態です。

このシリコンは、ストローの中ではなく、外側に張り付いて、表面をコーティングするものです。
ご飯粒のない表面にコーティング剤で手触りをよくしているに過ぎません。中身はスカスカのままです。

$サトブロです

やっかいなのは、比較的健康な部分にも作用するということです。
髪の毛のまわりに毎日のシャンプーでシリコンコーティングを重ねる事で、カラーがご飯粒の部分まで作用しにくくなります。パーマ剤の浸透も悪くなります。

$サトブロです


・美容室専売の良さ
美容室専売のシャンプーにもいろんな種類がありますが、洗浄力が市販品に比べ弱いという特徴があります。ご飯粒は残したまま、優しく洗い上げます。
ダメージケアという観点でみると、髪の毛を洗浄することと、流れ落ちたご飯粒を補給するということを同時に行うのが美容室専売シャンプーの特徴です。
表面はカラー、パーマの邪魔をしない保護剤でキューティクルを整えてくれます。

$サトブロです

・トリートメント
市販トリートメントは先ほどのシリコンメインに作られています。それに比べ美容室専売トリートメントは、シャンプーでは補えなかった部分を、より強力な成分で補給します。
シャンプー、トリートメントの2段階構成です。

その効果は一目瞭然です。

・洗い流さないトリートメント
毎日乾かすと言っても、ドライヤーの熱もダメージに直結します。(紫外線・エアコンの乾燥なども)
髪の毛は神経が無いので、痛みはありませんが、皮膚に熱を当てすぎると火傷しますよね?

髪の毛も皮膚と同じタンパク質で出来ているので、本当は相当な負担がかかっています。

何も保護せずに熱を当てると髪の毛も火傷します。

それを保護する為に、乾かす前にトリートメントをつけて保護します。
夏場、外に出るときに日焼け止めクリームを塗ることと、全く同じ理由です。

髪質に合わせたトリートメントがありますので、相談してください。








ここまで読んだ女の子は、今まで自分が平気でしていたことが、嘘みたいに怖くなりました。
自分の、言う事をきかなくなった髪は、少なくともこれが関係しているだということがはっきり分かったのです。

もっと読み進めたかった女の子ですが、明日仕事が早いのでまた明日ゆっくり読む事にして、しっかり髪を乾かして寝床に入りました。


続く














あるところに、髪の毛でお洒落をする事が大好きな女の子がいました。

その女の子は、毎月ヘアスタイルを変えることが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。

パーマをかけたり、カラーの色を変えたり、可愛く変身出来ることが一番のストレス発散でした。

最初のうちは、毎回思い通りの髪に仕上がっていた髪の毛。

ある日、仕上がった鏡の向こう側を覗くと、いつものような仕上がりになっていない日がありました。

思い違いかな?と気にも止めずにまた毎月いつものようにヘアチェンジを繰り返していました。

しかし、次の月も、その次の月も、思い通りに仕上がる事の方が少なくなっていきました。

カラーをしても、何日も色が持たず、すぐ毛先がキンキンになってしまうようになりました。

不安と不満ばかりが募って行きました。

今月こそ!と意気込んでお洒落をしに行っても、もう昔みたいに満足いく仕上がりにはならず、むしろ美容室に行く前の方が綺麗じゃん、とまで思うようになっていました。

可愛く変身できた毎月の楽しみも、いつしかそう思えなくなっていました。

その女の子は美容室に行っても綺麗になれないなら、いっそのこと自分でやっても同じじゃんと思い、少しずつ美容室に行く機会も少なくなり、セルフカラーを繰り返すようになりました。

しかし、思い通りの色になる事はなかなか無く、上手く行かない時は、またカラー剤を買いに行って、一日に何回も髪を染めることもありました。


ある日、いつものように髪をクシで梳かしていると、毛先がブチブチと切れているのが分かりました。


女の子は不安で不安でしょうがなくなりました。

さすがに髪が傷んでしまったのかなと思い、その日からリンスをたくさんつけるようにしました。

しかし、いっこうに髪の毛が綺麗になる事はありませんでした。

乾かしてもバサバサ、まったくまとまらない自分の髪の毛がどんどん嫌いになって行きました。


女の子は考えました。

「少しお洒落を我慢して、髪の毛が回復するのを待とう。そういえばテレビで数日間のケアで髪の毛が綺麗になるシャンプーとリンスを紹介してたな。明日買いに行こう。」


早速次の日ドラッグストアにそのシャンプーとリンスを買いに行き、その日から髪の毛をケアする日々が始まりました。




数日後。

今日が最終日。


今日お風呂に入れば髪の毛がまた前みたいに綺麗になる、とワクワクしながら最後のケアをし、はやる気持ちを抑えながら髪の毛を乾かしました。


乾かし終わった彼女は目の前の鏡に写った自分の髪の毛を見ました。



そこに写っていた髪の毛は‥‥



数日前と何も変わらないバサバサでまとまらない、何の変化も感じられないそれでした。



女の子はショックを受けました。けれどまだ諦める訳には行きません。

でもどうすれば‥

その時、いつも可愛くしてくれていた美容師さんの事を思い出しました。

「よし、思い切って相談してみよう」

次の日、久しぶりの美容室にいった彼女は、その美容師さんからトリートメントを薦められました。

その美容師さん曰く、美容室のトリートメントは質が高くて、もちもよくて、綺麗になるとのこと。

少し高いと感じたものの、綺麗になって髪の毛が復活するならなんの!と思い切ってトリートメントをすることにしました。

確かにトリートメントを終えた髪の毛は、サラサラで、毛先もまとまり、久しぶりに綺麗な髪の毛に変身していました。

初めてのトリートメント体験と、髪が復活した嬉しさ。

やっぱりお洒落は楽しい!


忘れかけていたお洒落の楽しみを思い出した彼女は幸せでした。



しかし‥‥



彼女は3日後の自分の髪の毛を見て、唖然としました。

もちがよく、綺麗になるよ、と言っていた美容師さんの言葉は、いとも簡単に崩れ去ったのです。


鏡の前に写る自分の髪の毛は、そう、あの時のバサバサでまとまりの悪い髪へと戻っていたのです。



嘘じゃん!
美容師さん嘘じゃん!
もちなんかちっとも良くないじゃないか!


荒れ果てた自分の髪を見て、途方に暮れた彼女は、もうどうしようもないのだと諦めてしまいました。


続く










最近お知り合いになった美容師さんのブログからパクった「ブクログ

僕のツイッターをフォローされてる方は、本日立て続けに「本棚登録」みたいなツイートが流れたと思いますが、これは自分のお気に入りの本や漫画、雑誌、映画、アプリなんかを自分専用の本棚に入れて、交流を楽しむというSNSの一種です。

要はその人の趣向が読んでいる本や漫画で分かるという視点を変えたサービスです。

パソコンで見てる方は左側に僕のおすすめ本棚があるので見て下さい!

こういったSNSと呼ばれるサービスは、今やネット上で欠かす事の出来ないツールになっているんじゃないでしょうか。

利用できるモノはどんどん取り込んで、自分の糧にして行きたいモノです。