『ミーン、ミーン』
毎年この時期になると、思い出す話。
高校の同級生(一平ちゃん)が言ってた話。
この一平ちゃん、なかなか世の中を斜めから見てる人でしてね。
僕好きなんです。
この話、去年も書いた気するけど、また書きます。毎年書きます。
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夏の風物詩として欠かせない蝉の鳴き声。
一般的な説として、蝉は7年間土の中で生活して、地上に出てから1週間で死ぬ、と言われている。
まぁ、僕ら人間から見れば何とも酷い話です。
7年間も土の中にいて、やっと出れたと思ったら1週間で死ぬんです。
可哀想じゃありませんか。
あの鳴き声は、残り少ない人生を賢明に生きている証だと。
??
ちょいちょい、待てよと。
可哀想?
何で?
1週間で死ぬから?
7年間も土の中にいたから?
一平ちゃんはこう言い放ちます。
『蝉の一生を、てめーらのものさしで
見てんじゃねーよ』と。
蝉からして見れば、7年間土の中にいるのも、外に出て1週間で死ぬのも、当たり前の話なんだよ、と。
残りの人生を謳歌する為に鳴いてるわけじゃねーよと。
7年間土の中にいることや、外に出てから1週間しか生きられないのが可哀相だと思うのは、人間のご都合だろうが、と。
言われて見ればその通り。
いかにも外に出た1週間にスポットが当たってるけど、土の中にいた7年間もふつうに生きてるし。
それを人間のものさしで、可哀相だの、感動するだの、お涙頂戴みたいなの、俺の大っ嫌い!
みたいな事を、一平ちゃんは言ってました。
毎年、蝉の鳴き声が聞こえてくる度に、一平ちゃんを思い出すサトウなのでした。
セルのモデルって、絶対セミよね!



