おどかすなよ、びっくりするぜ
とんでもないが、嘘じゃない
老子と孔子の昔の話だ
偉い人に違いない
異邦人じゃなくて、偉人さんだ
老子は、生まれるまで
母の胎内に八十年居たとされている
母が七十の賀「古希の祝い」のころでも
まだ、母のお腹の中に居たという
「七十の賀のころ 老子 腹にいる」という
孔子が、八十一年の母の胎内での
住み心地を、老子に尋ねたところ
「身は楽々として、水中に浮かべる如く
周囲は、暑からず、寒からず
誠にしのぎ良いところでありました」と答え
孔子が「さしずめ、春という所でございましょうか」と言うと
「これは、秋だな、おそらく秋だ」
「秋ですか。よく、秋とわかりましたな」
「だって、ときどき下から、松茸が顔を出す」
落語家 三遊亭圓歌の艶笑落語「松茸」からとある
艶っぽいのか、色っぽいのか、わからない
とにかく、びっくり、驚いた
お手柔らかに、お願いします