新学期 | 役者佐藤歩(さとうあゆみ)VOICE

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1歳半の息子が保育園へ通いはじめて3日目。


慣らし保育でまず1時間が2日間あって、週明け今日は2時間預かってもらった。


ほとんど人見知りしない息子は、きっと喜んで新しいお友達や優しそうな保育士さんと思い切り遊んで、おもちゃも沢山あって色んな初めましてがあって、ママがいない寂しさなんて感じないんだろーなー…。

初日、行ってみると、私がまだ荷物をしまったりしている間にみんなのところへ遊びに行ってしまった。


やっぱりか。


一緒に入園した女の子が横でギャン泣きしている。


…息子よ

…もう少し寂しがってくれ・苦笑。


「では1時間後にー」



 


思えば10ヶ月の妊娠期間、そして出産し、息子中心の世界で息子と一緒に過ごしたわけで。


少し離れてひとりでぶらぶらしたり、子連れじゃ入れない店でお茶したり、産後全然手をつけられていない趣味の小物作りやカメラなんかいじったりしたい!と何度も思ったけれど。

パパ!もう少し「今日は俺が」みたいな日作ってくれ!なんて思ったけれど。


寝ていても息子の寝返りの音や小さな吐息なんかで起きてしまって、全然休まらない!なんてことも続いてたし…


妊娠が発覚してから、ずーーーーーっと息子のことばっかり考えていた。

自分のことは二の次で、ご飯も寝るのも観たいテレビも息子が済んでから。

映画や舞台も遊びたいのも結局全部産後行けていない。

従兄弟の結婚式に一度と、仕事に2日くらい行ったとき夫に息子預けただけ。


あとはずーーーーっと一緒。

スーパーも友達に会うのも散歩もずーっと一緒。




それが、親の都合とはいえ、週に多くて5日間何時間もの間、離れて過ごすことになる…



息子はまだなんにもわかってない。

なんで急にママもパパもいないのか。

なんで急にこんな来たことないところで知らない人と過ごすのか。



だんだんと当たり前になっていくんだろうけど。


まだ知らないことややったことないことを覚えてどんどん成長して…


いずれ私を巣立っていく…


産む前は私の一部だったのに。

産んでも私のかけがえの無い一部のように寄り添って来たのに。


いつか巣立っていく…



今もその一歩を踏み出した。


いや、私たち親が勝手に踏み出させたわけだが。





初日1時間後にお迎えに行ったら、息子が泣きながら保育士さんに抱っこされてた。



寂しかったのか?!!!


「お友達とちょっとぶつかって転んじゃって」


…苦笑。











2日目、3日目は寂しくなって泣いた話はまた次回。