長岡の“奇跡”長谷川は、金曜も飛び込み営業に精を出していた。





ある建設中っぽい建物に目をつけた長谷川は、その建物に近づいた。





で、その建物の敷地が、白くプラスチックのような感じだったのだが、




既にせず、自転車に乗ったまま敷地に入った。




すると突然、足元が沈み、気がつくと自転車と共に、池に落ちていた。




要するに、白い敷地は、池に浮かべられた板で、




長谷川は、その上に、自転車で飛び乗ったということ。





その後は、ずぶ濡れのまま、夕闇の長岡を走り回り、顧客の訪問も続けた。





という話を、長谷川は最近、自慢げに話す。




ややむかつく。



おもしろいけど。