地方に行くと、東京のキー局では見られない、地方独特の面白い番組に出会うことがある。
新潟に来て、最初に驚いたのは、案外、関西の制作番組が放送されているという点。
東京ではほとんど見ることがない上沼恵美子ややしきたかじんが画面に出てくる。
よしもと興行の芸人もよく見る。
でも所詮は大阪の準キー局制作なので、完成度は高い。
しかし、今日、完全なる地元局制作のおもしろい番組を発見した。
その名は「新潟日報NEWS」!
この番組はその名の通りのニュース番組だが、そのニュースソースは地元紙「新潟日報」。
キャスターと共に新潟日報の人が解説を行うというもの。
それだけなら普通なのだが、解説が始まると、キャスターも新潟日報の人も、ずっと手元資料を見ながらしゃべり続ける。
キャスターは時々顔を上げるが、番組中、新潟日報の人が顔を上げることはない。
画面にはずっと頭頂部が映っていて、テレビとしては非常に不思議な構図のまま番組が進む。
こんな感じ ↓
あたらしい!
視聴者が見ているとか、テレビは動画を放送しているとか、そんなことは全く気にせず、たんたんと下を向いて話している。
ずっと下を見ている。
内容を聞いていると、キャスターが資料に書いているはずもない感想を聞いても、新潟日報の人は下を向いたまま答えている。ひょっとすると恥かしがり屋か?
一瞬、電波障害で動画が止まっているのかと思った。
さらに、せめて見ているモノが、本物の新潟日報なら形になるかもしれんが(なりませんが)、見ているのは切抜きのコピーだ。
この堂々とした姿。
おもしろい!
でも、ラジオでええやん!
というかラジオ向きやん!
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