明日から私の属する事業部の期末最終の週が始まる。

私は来週から勤務事業部が変わるため、本当に最終週だ。


が、私が去った後の事業部の体制にはかなり不安を持っている。

いつもなら「なんとかなるでしょう」と思っていた組織変更だが、今回は本当にわからない。


タイムリミットは5日間。


私がいる間に、たくさんの決定をしておこうと思う。

残る仲間たちが迷わないように。


組織は大きくなればなるほど、小回りが利きにくくなるというが、最近、そのことを実感している。

実際には組織の小回りが利きにくくなるのではなくて、その組織にいる人の小回りが利きにくくなるのだ。


大きな組織では、さまざまな案件が、別々のセクションで企画・検討されるため、そのセクション間の判断のズレを考慮してか、組織長の決断が鈍くなる傾向がある。(個人差はあるだろうが)


組織長自身に決定を行うための現場感覚や相場感がないのも原因なのだろうが、決断をしなければいけない時でも、「数字で比較したい」とか「他の部署はどう判断しているんだ?」という質問が組織長から返ってくることもある。


デジタルに判断できる数字があるのなら新入社員でも判断するし、他の部署の判断に従うのなら、この部署に個別の組織長はいらない。


決定は、いつもリスクを負う。組織で言うと、判断のリスクが高ければ高いほど、上位の役職者が判断を行う。

ノーリスクの判断は、誰でもできるのだから新人にやってもらえばいい。


判断のリスクを、自分で負うか、部下に負わせるか?

そこが信頼できる組織長とそうでない組織長の違いだと思う。


さて、がんばって決定していきましょ!!