最近、大事な用件をメールで伝えて来る人が多い。

文書の方が正確だし、面会や電話だと相手の迷惑になるかもしれないからメールの方がいい・・・という理屈だ。

相手のことを思いやっている風だが、本当は自分への甘えでしかない。
メールの方が適切な場合が時々あるが、90%は面会や電話の方が、伝えたい考えや気持ちが上手く伝わる。
一方で、面会や電話はメールに比べて、相手に気を使いながらコミュニケーションするので、ストレスがかかる。

若者はこのストレスから逃げる。

指導方法はひとつ。
『コミュニケーションはストレスがかかる難しい業務である』と教えること。

若者はコミュニケーションは簡単だと思い込んでいる場合が多い。
時には、簡単なはずのコミュニケーションができなくて、相手のことをコミュニケーションの取りづらい人だと言ったりする。

コミュニケーションは難しいんだ・・・と教えると、それなりの覚悟を持ってコミュニケーションに取り組むし、失敗しても相手や環境のせいにしない。

コミュニケーションが理由で心の病になる者も減る。