働く意味がわからなくなってしまう若者がいる。


特に、仕事がうまくいかないときは、成果を誰かにほめられる喜びとか、成果のおかげで手に入れる富による喜びとか、感謝される喜びとか、達成感とか、やりきった感とか・・・・、仕事で得られるさまざまな喜びを感じる機会が少ない。そんな時、なぜか人は、「自分は何がしたかったんだっけ?」と、ふりだしに戻ってしまう。


そして悩み「自分は何のために働いているんだ?」と疑問を持つようになる。


守るべき家族がいる人は比較的に強い。

「子供のために・・・」とか「家族のために・・・」と、最低限の働く理由があるからだ。


しかし、独身の若者は悩む。


私もそういう時期があった。私の場合は、仕事で行き詰まったのではなく、仕事でかなり成果を出し、会社にも莫大な利益を残したが、それがあまり評価されなかったとき、「なんのために働いたのだろうか?」と疑問を持ち、モチベーションを落とした。


そんな時、ふと思いついたモチベーションを上げる手法を、実は現在に至るまで続けている。


それはユニセフマンスリーサポートだ。

毎月一定額をユニセフに募金し続ける制度で、募金の方法は、郵便局や銀行からの振り込みやクレジットカード決済など。私は、毎月たったの1000円だが、クレジットカードの引き落としで募金を続けている。


ユニセフの情報によると、たとえば、アフリカの子供にポリオの感染を防ぐポリオワクチンを3回接種するのに、一人たったの20円がかかるだけなのだ。1000円だと50人の子供に予防接種を行える。


私の場合はクレジット決済なので、クレジットカードの引き落とし口座に1000円以上の残高があれば、ずっと募金は続けられる。(1000円以上いくらでも募金はできるんだが、ずっと続けたいので1000円にしている。)この「残高1000円以上」のしばりが私のモチベーション維持に貢献している。


扶養している家族はないけど、私が自暴自棄になったりして、仕事をしなくなって収入がなくなり、口座残高が1000円を切ったら、私の募金で助かるはずの命が、世界のどこかで失われるかもしれない・・・・。

考えすぎかもしれないが、そう考えると、ちょっとくらい仕事でつらい目にあってもあきらめないし、投げ出さない。


アフリカの子供たちのために・・・なんていうカッコいい理由ではなく、自分のやる気の維持のために募金している感じだが、日本で働く若者たちが、みんなこの募金をすれば、もっと仕事を頑張れるだろうし、結果としてたくさんのアフリカの子供が助かると思う。


なんだかユニセフのまわし者みたいだが・・・・


当社で働く若手メンバーや、当社を志望する大学生の中に、青年海外協力隊など、海外でボランティアをしたいと言う人がいる。そんな人にこそ私はマンスリーサポートをすすめたい。一生懸命仕事を続けて、その頑張りによって人を助けることもできる。海外に派遣されているときだけ助けているより、ずっと意味深いと思う。


<ユニセフマンスリーサポート>

http://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_monthly.html


<募金100円でできること>

http://www.unicef.or.jp/osirase/back2005/0512_06.htm