若者(私も自分が若者だと思ってますけど)は仕事中にフリーズすることがある。


仕事が止まるのだ。


どうしたの?と話しかけると、「考えています」と言う。


本人は「考えている」と思っているのだ。


本当に考えているならいいのだが、多くの場合、彼らは考えていなくて悩んでいる。


「考える」は辞書でも知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせると表現されて、クリエイティブで、どっちかというと楽しい状態。


一方、「悩む」は辞書では決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう」と書かれ、つらい状態だ。



仕事で悩むのはよくない。


「仕事で悩まなくてもいいよ・・気楽にね」とやさしく励ますつもりはない。



早い話、悩まれると、仕事が遅くなって困るのだ。

仕事で悩むのは時間の無駄。もったいない。



解決の方法が見出せなかったり、解決に向かって筋道が立っていないなら、さっさと誰かに相談してほしい。

早くもがいて、動いて、立ち止まらないでほしい。


じっとパソコンに向かって、仕事をしているふりをして、実際には何も進んでいないのは裏切りだ。


「何をしたらいいのかサッパリ分かりません!」と叫んでくれる方がありがたい。



さきほどの辞書はすばらしい表現をしたもので、「考える」を知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる」と表現している。


知識や経験が足りなくて、筋道が立たない場合は、誰かの知識や経験を活かせばいい。

そうやって仕事を進められたら、その知識や経験が自分のものになっていく。


逆に、悩んでいても絶対に知識や経験は増えない。自分の脳の奥から知識や経験が湧き出てくることは100%ない。



マネジメントする側も気をつけないといけない。


自分の部下が、考えているのか?悩んでいるのか?を見分けなければいけない。

当然、仕事を任せるときは「考えてね」と思っているのだろうが、上司が想定している知識・経験を部下が有していない場合も多い。

もしも悩んでいるメンバーを発見したら、担当を変更するか?自分もしくは第三者の知識・経験を伝授しなければならない。



職場は悩むところではない。悩んではいけない。


悩むのは労働ではない。サボりだ。本人はつらいのだろうが、休憩しているのと同じだ。


悩むくらいなら、その場で叫ぶことをお勧めする。


(人間関係の悩みは別問題です。これは別の機会に)