こんばんは、satoです。
週の後半は仕事の疲れが溜まり移動(歩行)も大変です。(同じ境遇の方も頑張っていると思うと私も頑張らなきゃ)
明日はお休みなのでのんびりと。
手術後1週間~10日位の頃の話。
相変わらずベッドの上で寝たままの私。
リハビリも当然ベッドの上のままです。
食事は再開されたものの、お粥ばかり。
心もすっかり病人になった生活を送っていました。
前回も触れましたが、何かしていないと
気が狂いそうになるので、手に念を送ることは継続して行っていた。
(と言うか1人じゃ動けない。)
いつも朝は深夜のナースのみなさんドタバタとお茶を配り、朝の食事の準備、薬の配布準備となにかと忙しい。この頃になると人恋しくなる。
毎朝、私の起床時間が早いのを知ってるナースの皆さん。朝の体温をチェックしに来られて(05:30~06:00)その後は、食事(07:00~07:15)Dr.の回診(08:00~08:30)と続く。
私は朝の体温チェックの時に僅かな時間をナースさんと雑談するのが楽しみであった。
回診後は、
09:30~ 30分間、言語リハ
11:00~ 〃 理学リハ
14:00~ 〃 作業リハ
毎日、同じ時間にリハビリだった。
はっきり言って暇である。
前回も触れたが、この空白の時間が余計なことを考える(考えてしまう)
「もう、治らないのではないのか?」
こんな事を思うのは、片麻痺の患者の共通項らしい。(緒先輩方のブログにもっと早く気づけば精神的に救われていたと思うと悔やまれます。)
マイナス思考まっしぐらの私。
そう思わない為にも、スマホでニュースを見るか、指に念を送るかしていた。
なぜだか、指が動くような気がして
(実は毎日そう思っていたが動かない)
「ふんっ。」 ※力を入れてます。
微かに右手の親指が動いた気がした。
注視しながら、もう一度。
「んん~。」
※さっきよりもっと力をいれました。
血圧も上がります。
親指だけが1㎜か2㎜だったけど動いた!
これは、嬉しかった。
その時の感動を今も鮮明に覚えています。
一度動いたらずっと動いてくれるもの
勝手に思っていた。
朝食前の空き時間にこの出来事があり、
嬉しくなった私はナースさんが来るのを待って自慢しようと✨
「指が!指が!、動いた!」
言語障害でこんな上手には話せてません(泣)
ナースさん
「本当!見せて!」
当然のリアクションです。
でも、現実は甘くありませんでした。
なぜか?その日はもう動かなってました。
ナースさん、やさしい言葉をかけてくれた。
「私はsatoさん嘘付かないことを知ってるわ。今度、指動いたら見せてね。」
「でも、血圧を上げることはしないでね。」
再出血のリスクがまだあるから…
私、「はい。」
数日間は毎朝、寝起き限定で
親指君は微かに動いてくれた。
(不思議と昼間は動いてくれない)
リハビリに対してやる気の無かった私が
心のスイッチが入ってやる気が出た瞬間でした。
つづく…
今日も最後待て読んでいただきありがとうございます。