サブタイプ分類について


■ERはエストロゲン受容体

がん細胞の表面にエストロゲン受容体を持っていればER陽性

■PgRはプロゲステロン受容体

エストロゲンによりERを介して誘導されるERの標的物質の一つ

エストロゲンとERの機能が正常に働いているかの目安

ER+PgR+>ER+PgR-、ER-PgR+>ER-PgR-

■HER2は上皮成長因子受容体2(細胞の増殖に関係しているタンパク源)


■Ki67 腫瘍の増殖能。高いほど腫瘍が増えるスピードが早い


■核グレード分類

がんの顔つきでNG1〜NG3に分類





臨床分類

■トリプルネガティブ

ER PgR HER2 全て陰性


■ホルモン受容体陰性、HER2陽性

ER陰性 PgR陰性 HER2陽性


■ホルモン受容体陽性、HER2陽性

ER陽性 HER2陽性 


■ホルモン受容体陽性 HER2陰性

ER陽性 HER2陰性

▪︎ER陽性HER2陰性スペクトラム

ルミナルA

ホルモン受容体(ER/PgR)発現、増殖能(Ki67が明らかに低い)、グレード1


ルミナルB

ホルモン受容体(ER\PgR)発現、増殖能(Ki67が明らかに高い)、グレード3