昨日、新宿で、白石一文の小説を原作にした、荒井晴彦さん脚本、監督した、「火口のふたり」を観ました。 
余韻が続く素敵な映画でした。お勧めいたします。
お話は、東日本大震災から7年目の夏を舞台に、妻も仕事も失った永原賢治と、
別の男性との結婚を控える、従姉妹の佐藤直子が久々の再会を機に、抑えきれない衝動のまま、かつてのように体を重ね合う。
主人公、賢治に、柄本佑さん、直子は、瀧内公美さんが演じました。



「身体の言い分を聞く」という主題に、
二人の演技のリアリティが素晴らしく、
もうその人がそこに居るとしか思えない存在感で、ぼんやり立ってるだけでも人生背景が匂いたってくるような佇まいが、良かったです。
瀧内公美さんは、本当に素晴らしい女優さんでした。
体当たりシーンもさることながら、場面場面の表情がすごく素敵でした。 
瀧内公美さんの曲線美の美しさは、凄かったです。
虚ろげであり、儚げでありながらも強さを持ったキャラクターを素晴らしく演じてました。


この映画は、愛する人を抱きしめたい、そんな気持ちにさせてくれる、素直な愛の映画ただと思います。

お勧めいたします。