昨日、菅田将暉さん主演映画、「アルキメデスの大戦」を、観てまいりました。
とても、ドキドキする面白い映画でした。
お勧めいたします。
この映画は、 戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描いた同名マンガを描いた作品でした。
戦艦大和の建造計画を食い止めようとする天才数学者を、菅田将暉さん、山本五十六は、舘ひろしさんでした。
映画当初の戦艦大和の沈没シーンは、凄かったです。山崎貴監督の意気込みを感じました。

度重なるどんでん返しに驚かされる映画でした。
誰もが不可能だと思う難題に挑み、
追い詰められていく菅田将暉さんが演じる主人公にハラハラしました。
主人公が使う「数学」がとても鮮やかでした。
特に終盤のどちらの案を採用するかの駆け引きが面白かったです。
主人公が大和の見積もり間違いを指摘するのだが、それで終わりではなく、
見た目騙しの大和を造船することによる意味をしっかりと考えている、相手方の設計者の田中泯さんが、良かったです。
圧倒的な存在感がありました。
表も裏も知り尽くした深い洞察力は、圧倒的で、眼鏡の奥の眼光の鋭さには、背筋がぞくぞくしました。

主人公のお付き役の柄本佑さんが、本当に良かったです。
あの動き、話し方、日本帝国軍人にしか見えなかったです。
生真面目な彼が、主人公の奇行に「え・・・」っと絶句するところは笑えました。
徐々に心を開いていく様子を見てるだけで面白かったです。
この映画は、とにかく時間を感じさせない見応えがあります。楽しかったです。
お勧めいたします。