佐藤武久のブログ 「日本・モンゴル往来日記」 -18ページ目

二ホンカワトンボの♂?

花だより 2021.5.26

 
カキツバタ
アカシア

 

みんなの詩 「子供だった頃」

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 SANSUI A-M70

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 SANYO DCA-V3 1978年 

 
SANYO DCA-V3 1978年 
 
 
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/dca-v3-h2.jpg 
OTTO DCA-V3 
STEREO INTEGRATED DC AMPLIFIER ¥67,000
1978年にオットー(三洋電機)が発売したプリメインアンプ。一見ごく普通の目立たないオーソドッ 
クスなデザインをもつプリメインアンプですが,パルス電源を搭載した電源部を持つ,オットーの意欲 
作でした。
DCA-V3の電源部は,いわゆるパルス電源で,「ハイスピード&レギュレーテッドICパルス電源」の 
略で,「H-R ICパルス電源」と称されていました。この「H-R ICパルス電源」は,アンプの電源部 
に求められる,入力電圧・負荷変動に強いこと(レギュレーションの良いこと),低インピーダンスであ 
ること,過渡応答がよいこと,容量が十分でかつ安定していることなどの条件を満たすために,通常 
のトランス電源に対して,コンピューターなどの産業用電子機器に使用されているスイッチングレギュ 
レーターを用いた電源部でした。通常のAC100V電源の交流をダイレクトに直流にしたあと,高周波 
のパルス波に変換し,高周波フェライトコアトランスで降圧→整流して,希望の直流電圧を得るもので 
小型で高効率,安定度が高いなどの特徴を持っていました。 
さらに,「H-R ICパルス電源」の特徴として,定電圧化のために徹底してデリケートな制御を行うフィ 
ードバック回路が設定されていました。これは,取り出された直流電圧を,もう一度フィードバック回路 
を通して,そのわずかな誤差までも検出し,正確で安定した出力を取り出すもので,PWM制御により 
出力電圧に対応してパルス幅をコントロールして定電圧化を行い,その名の通り,ハイスピードにレギ 
ュレーション(入力電圧変動率1%以内,負荷電圧変動率2%以内を実現)を確保しようとするもので 
した。 
また,スイッチング周波数が35kHzと高く設定され,(先発で同じくパルス電源を採用していたソニー 
はスイッチング周波数が20kHzだった。)スイッチング速度が高速となり,可聴帯域外になることなど 
とともに,高速で高安定度を実現していました。 
この「H-R ICパルス電源」には,三洋電機の半導体技術が生かされた高耐圧で高速スイッチングが 
可能なハイブリッドICが開発され,部品点数の著しい減少と信頼性の向上が実現され,「ICパルス電 
源」の名を冠することになっていました。高周波の他のアンプ部への影響を避けるために,電源部全体 
は,ビス1本使わない,全体を缶詰のように包み込む「CANシールド」で,不要輻射を抑えていました。
イコライザアンプには,低雑音FETによる差動入力カレントミラー回路→2段目エミッタ接地増幅→ 
終段ピュアコンプリメンタリーSEPP-OCLという3段構成が採用されていました。初段に使用され 
た低雑音FETは吟味されたものを使用し,オーバーオールの特性で,2.5mV感度で90dB(IHF-A) 
歪み率0.01%と,高SN,低歪みを実現していました。 
また,MC型カートリッジに対しては,MCヘッドアンプを搭載し,0.06mV感度で80dBという高SN 
比を実現していました。
パワー段は,信号経路からコンデンサを排除したDCアンプを採用し,ハイブリッドパワーICを専用に 
開発して搭載していました。このハイブリッドパワーICは,60W+60Wの出力を,全高調波歪率 
0.02%以下,混変調歪率0.02%以下の低歪率で実現していました。
機能的にはオーソドックスな構成で,トーンコントロールはコントロール特性の良さで定評のあるBAX 
型を搭載し,トーンスイッチOFFで切り離されるようになっていました。SUBSONICフィルタ(5Hz), 
ローフィルタ(20Hz)や,ラウドネス,相互ダビング可能な2系統のテープ端子などが装備されていま 
した。
以上のように,DCA-V3は,比較的薄型で軽量の筐体に,当時の最新技術を投入したオットーの意 
欲作でした。ここで展開されたパルス電源の技術は,その後途絶え,継承されませんでしたが,デジ 
タル時代になって見直され,海外の高級機などに見られるようになってきたのは周知の事実です。そ 
の意味でも,当時としては非常に先進的なアンプであったと思います。 
  
 
以下に,当時のカタログの一部をご紹介します。 
  
 


美しい音の再生のために 
先進の半導体技術を生かした 
透徹のアンプです。
◎高性能MCヘッドアンプ搭載 
◎SN比90dB(2.5mV)のイコライザアンプ 
◎特性の美しいトーンコントロールの装備 
◎音楽をリアルに再生するDCパワー60W×60W 
◎H-R ICパルス電源がDCパワーに磨きをかける 
◎高速応答の保護回路を内蔵した安全設計 
◎ローフィルタ&サブソニックフィルタの装備 
◎金メッキ処理のMC/MM入力端子 
  
 
●DCA-V3の仕様●
 
実効出力 60W+60W(20Hz~20kHz,8Ω動作,0.02%歪)
全高調波歪率 0.01%以下(実効出力-3dB)
混変調歪率 0.02%(実効出力時)
ダンピングファクター 50(20Hz~20kHz)
入力感度/インピーダンス PHONO 1(MM):2.5mV/47kΩ 
PHONO 2(MC):0.06mV/22Ω 
AUX         :150mV/47kΩ 
TUNER       :150mV/47kΩ 
TAPE1・2     :150mV/47kΩ 
MAIN INPUT  :1000mV/47kΩ
出力電圧 REC OUT1・2  :150mV 
PRE OUTPUT  :1000mV 
PHONES(OPEN):25mW(8Ω)
周波数特性 PHONO1・2         :20Hz~20kHz±0.3dB 
AUX・TUNER・TAPE1・2:10Hz~20kHz+0-3dB 
MAIN             :DC~50kHz+0-3dB
トーンコントロール特性 最大可変幅BASS  :±10dB at 100Hz 
        TREBLE:±10dB at 10kHz
フィルタ特性 LOWフィルタ     :20Hz 6dB/oct 
SUBSONICフィルタ:5Hz 6dB/oct
SN比 
(IHF-Aネットワーク)
PHONO 1(MM)     :90dB 
PHONO 2(MC)     :80dB 
AUX・TUNER・TAPE1・2:95dB 
MAIN             :100dB
最大許容入力 PHONO 1(MM):200mV 
PHONO 2(MC):5mV
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 100W
外形寸法 440W×89.5H×304Dmm
重量 6.2kg
※本ページに掲載したDCA-V3の写真,仕様表等は,1978年 
 10月のOTTOのカタログより抜粋したもので,三洋電機株式 
 会社に著作権があります。したがって,これらの写真等を無断 
 で転載・引用等することは法律で禁じられていますのでご注意 
 ください。                                          
 
現在もご使用中の方,また,かつて使っていた方。あるいは,思い出や印象の 
ある方そのほか,ご意見ご感想などをお寄せください。         
 
 
 

 

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 Sony STR-22(1981年頃)

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 AKAI 4000A 1975年? STK011

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 AKAI M11 1970年頃 STK011

 
AKAI M11 1970年頃 STK011
 
 
M-11Dの画像
  • AKAI M-11D/M-11

  •  
  • M-11:¥88,000(1970年代頃?)
    M-11D:¥69,500(1970年代頃?)
 解説 
 
GXヘッドとセンターキャプスタンドライブ方式メカニズムを採用したテープデッキ。

M-11Dはテープデッキ、M-11はスピーカーやアンプを装備したステレオテープレコーダーです。

録音・再生ヘッドにはGX(Glass & Crystal Ferrite)ヘッドを採用しています。
このヘッドは、フェライトを1,800℃の高熱で溶解して硬度の高い単結晶状に固めてコア材に使用しています。さらに、コアを含め全体をガラスでカバーすることでホコリやゴミの付着を防ぐとともに優れた耐摩耗性を得てます。
また、コア材やガラスの性質上の利点から少量のバイアス電流を流すだけで済み、ヘッドのギャップスペースも浅くとれ、フォーカス上のバイアスが理想的に得られるので高域の減衰が無く、高密度録音が可能になっています。さらに、ヘッド材の特徴を生かしてヘッドの形状をシャープなものにすることで低域でのあばれを防ぎ、優れた録音特性を実現しています。

センシングテープによるオートリバース機構と手動リバース機構を搭載しています。

クイックリバース再生機構を採用しており、リバースの立ち上がり時間が短縮されています。

メカニズム部にはセンターキャプスタン方式を採用しておりシンメトリカル構造を実現しています。まt、あ新機構のワンウェイクラッチと相まってアイドラー等を一層し、ベルト方式を採用することでワウフラッターを抑えています。

駆動モーターにはヒステリシスシンクロナス2スピードモーターを採用しています。
このモーターにはAKAI独特のオイル循環式の無給油タイプを採用しています。この方式では二つのオイル循環機構を設け、それらに新開発のセルローズファイバー保油材を内蔵し、モーターの回転と温度上昇でオイルを循環させています。
このため、滑らかなシャフトの回転が可能になり、さらに電気的・機械的に循環していないため循環停止といったトラブルがありません。

ローノイズテープ用にS.R.T.スイッチを搭載しています。
このスイッチをS.R.T.に切換えると録音補償特性が変化し、ローノイズテープの性能を引き出すことが可能です。

早送りや巻戻し時に起こりがちなテープの伸びやたるみを防ぐためワンウェイクラッチ方式を採用しており、必要最小限のバックテンションしかかからず、テープを保護しています。

オートストップ/シャットオフ機構を搭載しており、テープが終端に来た際に走行メカニズムを自動的に止めたり、電源を切ることができます。

一時停止スイッチを搭載しており、録音・再生の途中で一時的にテープ走行を停止できます。

リセットボタン付きの4桁テープカウンターを搭載しています。

大型レバーを採用しており、スピーディな切換が可能です。

VUメーターを搭載しています。

ワンタッチロック式のリール押さえ機構を採用しており、キャップの取り外しの手間を省いています。
この機構は、リールシャフトの先端についているリール押さえを手前に引いて、右あるいは左へまわすワンタッチ方式となっています。

ドライバー1本でサイクル交換が可能です。また、電源電圧はAC100V~240V間で6段階の切換えが可能です。
  •  
  • M-11の画像
  • 各部の役割
  •  
  •  
機種の定格
型式 テープデッキ(M-11D)/テープレコーダー(M-11)
トラック方式 4トラック2チャンネルステレオ・モノラル
最大使用リール 7号
テープスピード 19cm/s、9.5cm/s、±2%
ワウ・フラッター 0.10%rms以下(19cm/s)
0.14%rms以下(9.5cm/s)
録音(再生)補償特性 NAB特性
周波数特性 30Hz~25kHz ±3dB(19cm/s、AKAI.S.R.Tテープ使用)
30Hz~23kHz ±3dB(19cm/s)
30Hz~17kHz ±3dB(9.5cm/s)
歪率 1.5%以下(1kHz、0VUにて)
出力(M-11のみ) ミュージックパワー:20W(10W/10W、8Ω)
連続定格出力:14W(7W/7W、8Ω)
S/N比 54dB以上
消去率 70dB以上
クロストーク mono:60dB以上
stereo:40dB以上
録音バイアス周波数 65kHz
ヘッド 録音・再生:Glass&Crystal Ferriteヘッド
リバース再生:Glass&Crystal Ferriteヘッド
消去ヘッド
モーター ヒステリシスシンクロナス2スピードモーター
早送り・巻戻し時間 110秒(370mテープ使用、60Hz)
140秒(370mテープ使用、50Hz)
録音時間 2時間ステレオ録音(9.5cm/s、370mテープ使用)
出力 ライン:1.23V(0VU)/100Ω、最適負荷インピーダンス20kΩ以上
ヘッドホン:30mV/8Ω
スピーカー(M-11のみ):10W/8Ω
入力 マイクロホン:0.3mV/4.7kΩ
ライン:100mV/200kΩ
DINジャック 0.4V/5mV
スピーカー(M-11のみ) 10cmコーン型x2
使用半導体 トランジスタ:9個
リニアIC:2個
パワーIC:2個(M-11のみ)
ダイオード:6個
電源 AC100V~240V、50Hz/60Hz
消費電力 65W(M-11D)
90W(M-11)
外形寸法 幅412x高さ404x奥行225mm(M-11D)
幅419x高さ404x奥行225mm(M-11)
重量 15.3kg(M-11D)
16kg(M-11)
付属
M-11D:



M-11:
7号空メタリックリール
センシングテープ
DIN/RCAコネクションコード
スペアフューズx2
ダイナミックマイクロホン(スタンド付)x2
7号デモテープ
7号空メタリックリール
センシングテープ
スペアフューズx2
 
1970年(昭和45年) 初期のSTK011,STK015
 
 

ハイブリッド・パワーIC使用のオーディオ機器 AKAI M-10 1969年 STK011

 
1969 Akai M10 reel tape recorder ad in Reel2ReelTexas.com's vintage recording collection M10
 
型式 テープレコーダー
テープ速度 4.75cm/s、9.5cm/s、19cm/s
ワウ・フラッター 0.08%RMS以下(19cm/s)
0.12%RMS以下(9.5cm/s)
0.20%RMS以下(4.75cm/s)
周波数特性 30Hz~26kHz ±3dB(19cm/s)
30Hz~19kHz ±3dB(9.5cm/s)
30Hz~9kHz ±3dB(4.75cm/s)
S/N比 50dB以上
全高調波歪率 2%以下(1kHz、0VU時)
入力レベル Micジャック:0.5mV以上
Lineジャック:50mV以上
DINジャック:5mV以上(Low)
        50mV以上(High)
ミュージックパワー 20W+20W
無歪出力 15W+15W
録音(再生)補償特性 NAB特性
録音バイアス周波数 100kHz
録音レベル指示 VUメーターx2
録音方式 4トラック、ステレオ/モノラル、クロスフィールドバイアス方式
早送り・巻戻し時間 各75秒(370mテープ、50Hz)
各60秒(370mテープ、60Hz)
最大使用リール 7号リール
ヘッド クロスフィールドヘッド方式消去、録再ヘッド
モーター ヒステリシス・シンクロナス3スピードモーターx1
6極アウターローターモーターx2
スピーカー 10cmx15cmコーン型x2
使用半導体 トランジスタ:22個
IC:2個
電源 AC100V~240V間で6段階に切換え可能、50Hz/60Hz
消費電力 165W
外形寸法 幅350x高さ474x奥行242mm
重量 22kg
付属 7号デモンストレーションテープx1
7号空リールx1
マイクロホンx2
センシングテープx1
スペアヒューズx2
 
 
 

花だより 2021.5.22