田舎の田舎暮らし 炭焼き不始末談 | 佐藤武久のブログ 「日本・モンゴル往来日記」

田舎の田舎暮らし 炭焼き不始末談

イメージ 1

2008年9月24日~10月2日記

田舎の田舎暮らし 炭焼き不始末談

 畑の川沿いの斜面にドラム缶大の炭焼き窯を作りました。窯に使った缶は400リットルの縦型灯油タンクの廃品を利用した物です。「金の卵」という1mm厚のグラインダーの刃で輪切りにし下部の脚のついている部分は灰を敷き詰めてテムジン小屋の囲炉裏にし、上部を横にして地中に埋めて窯にしました。灯油の注入口に煙突を嵌めるとほとんど加工せずに流用できました。

 窯詰めの材料は、この春、田島さんが運んでくれたタモの木(野球のバットを作るのに使う)です。
聞くところによると8時間ほど火を焚き続ける必要があるので体力を調整して決行しました。
 晴れた日の午後1時頃から火を炊き始め8時間ほど経っても自然モードに入る気配がありません。
日が暮れるとこの時期は肌寒く、月見をしながらウイスキーをちびちびやりながら作業をしましたがさすがに8時間連続して火を炊き続けるのは疲れます。9時過ぎにあきらめて火を消しました。家に戻る時眩暈がするような感じがしました。

 体調の回復を待って2回目の挑戦をしましたが、やはり自然モードに入らず、同じことの繰り返しでした。3回目の挑戦の日暮れ頃は東の山に月が登っていたのですが、9時近くになって急に嵐になって雷とともに猛烈な雨が降ってきました。そこで窯を密封して家に逃げ帰れば良かったのですが、火を消さずに家に逃げ帰りました。

雷雨は1時間ほどで止みましたが、火はそのまま消えて自然モードに入ることもなかろうと確認に行くのを怠り、酒の酔いと疲労が重なって就寝してしまいました。

 翌朝(10月2日)、早起きをして見にゆくと、昨夜あれだけ雨が降ったのに窯の上部の土がきれいに乾いていました。その上、土もほのかに温かいのです。もしかしてと思い、窯の焚き口を覗くと炭らしきものは何も見えません。窯を開いて中を見るときれいな灰だけが残っていました。「灰塵に帰す」とはまさにこのことです。

追記(2009年2月2日): それ以来、虚脱状態が霙が降る頃まで続きました。自然モードになり難かったのは缶の容積がドラム缶より一回り大きいこと、缶に被せる土の量・厚みが少ないこと、焚き口周りの断熱処理が不十分なこと、缶を伏せた場所の湿気が抜けていないことなどが考えられます。竹炭にも挑戦したいと思っています。田島師匠、春になったらご指導よろしくお願いします。