こんにちは、さとです。
世界観ブログ、昨日は生理ですべてが嫌になって休んでしまいました(;'∀')
今やっと復活してきました…
今日は世界観ブログはお休みして、先ほどの気付きをシェアしたいと思います。
私は高校二年生から月経不順で、放っておくと4か月くらい平気で生理が止まってしまいます。
23歳の時に「多嚢胞性卵巣症候群」と診断され、今でもそれが続いております。
これはどういう病気かと言うと、卵子が普通は成熟すると卵巣からポーンと排出されて生理が来るのですが、卵巣の壁が厚くて(ホルモンの関係もある)出てこられず、卵巣にたまってしまうというものです。
これがエコーで見ると真珠のネックレスのように見えるので、「ネックレスサイン」とも呼ばれているそうです。
私は将来は子供も産みたいと考えているので、一応病院で生理を来させる薬をもらっているのですが、これが10年近く飲んでいるにも関わらず、飲まなくなるとやはりこなくなるんですよね。
しかも経血の量が異常に少なかったり、一月に二回も生理が来たり、本当にはちゃめちゃなんです。
そんな感じなので、たまに生理にキレたりします。
一度も婦人科に行ったことがないという人もいるというのに、私はいつまでこんなことしてたらいいんだ!と。
呼ばれなくてもさっさと来やがれバカヤロー!と。
この多嚢胞性卵巣症候群というのは、いまだにこれという治療法がなく、自然に治る場合もあるけど治らない場合もあるみたいなことをどこの病院でも言われます。
いらちな私は、そういう煮え切らない感じにもイライラしてしまいます。
そんなことで薬を飲む日々を過ごしていたのですが、今日生理と対話してみると良いと聞いて早速やってみた訳です。
すると、どこからか中学生の私が出てきました。
「私は生理なんか大っ嫌いだ!
だって、生理が来るせいで温泉にもプールにも入れなくなるし、服に染みて恥ずかしい思いもさせられるし、お腹は痛くなるし、嫌なことばっかりなんだもん!
こんな奴いなくなればいいのに!
死ねばいいのに!
私の中から出ていけ!
私にはお前なんか必要ない!
私は生理が大っ嫌いなんだよ!」
と涙ながらにブチ切れていました。
すると、生理ちゃんは言いました。
「私だってお前なんか大っ嫌いだよ!
いっつも私のこと邪魔者扱いしてさ、私が来ると鬱陶しそうな顔して来なければいいのにって言うんだもん!
私が来なきゃ来ないで来いよバカヤローって言うし!
なんなのこの人、こんな怖くて嫌な人のところに誰が行くっていうの!?
私に感情がないだなんて思わないでよ!」
予想以上に仲が悪くて驚きました。
これは薬でどうこうなるレベルではないとようやく悟りました。
まず自分との対話を進めていくうちに、生理を悪く思って悪態をついている自分なんか受け入れてもらえるわけがない、こんな自分許してもらえるわけがないと思っていることが分かり、「そう思っていいんだよ、そのままで大丈夫だよ」と言ってあげると、フッと心が軽くなり、生理に対しても素直に謝りたいという気持ちが湧いてきました。
生理ちゃんに、今まで拒否してきたこと、邪険にして嫌な思いをさせてしまったことをひたすら謝りました。
こんな暴力的な人間のそばにいたくないと思うのは当然だし、簡単に許してもらえるとは思わない。あなたと仲直りしたい。そう率直に思いを告げましたが、遠くに行ってしまった生理ちゃんが帰ってきてくれる感じはしませんでした。
その時ふと、もう多嚢胞性卵巣は治らないかもしれないと初めて言われた時の絶望感を思い出しました。
あんなに邪魔だと思って、来なければいいと思っていた生理だけど、もう来ないかもしれないと思った時、私は体の一部を失ってしまったような気がしました…
体の中に住んでいた何かが死んでしまった、そんな感覚。
その時の不安、絶望、取り返しのつかないことになってしまった焦燥感…
そして、女性としての魅力や価値が自分は欠けているという欠乏感。
様々な感情が私の中に沸き上がってきました。
元をたどれば、女性であるということ自体に私は欠乏感を抱いていたなぁ…
男性は完全だけど、女性は何かが欠落している不完全体である。
女に生まれて損した、女は苦しい事ばっかりで楽しくない…そんな思想が私の根底にあったということに気付きました。
でも、今はそんな自分を変えたい。
そうじゃないって証明したい。
私には生理ちゃんが必要だ!
どうか戻ってきてほしい、そばにいて欲しい、そう涙ながらに訴えるとようやく生理ちゃんの心が開けた感じがしました。
生理ちゃんは私のもとに来て言いました。
「あなたの気持ちはよく分かった。
私もまだ怖い思いはあるけれど、今のあなたは昔とは違うと分かる。
私は、あなたが心配なんだ。
私が来ないと、あなたの体には毒が溜まって病気になってしまうんだよ。
私はあなたの味方だから、あなたの力になりたい。
でも、あなたが拒否していたらそれが出来ないんだ。
…これからは、私のこと大事にしてくれる?」
私が大きくうなずくと、生理ちゃんはこう続けました。
「あなたは、女性であることを喜んで、思い切り楽しんで生きる使命があるんだよ。
それは誰かから与えられた課題じゃなくて、あなたが選んで持ってきたものだよ。
ちゃんとそのことに向き合ってほしくて、私は姿を隠したんだ。
私のことも、女性であるということも、当然と思ってほしくない。
とても価値があって貴重なことなの。
あなたは女性であることを隠さないで、思いきり表に出して生きてね。
女性に生まれてこんなに楽しいんだ、嬉しいんだって感じながら生きて欲しい。
そうやって、馬鹿馬鹿しい男尊女卑思想をぶっ壊してほしいの!
みんなそれぞれの性が素晴らしくていいものだって、発信してほしい!」
「これからは、ずっとそばにいるから安心していいよ。
私のこと、いつも大事にして歓迎してよね!」
初めて生理ちゃんの笑顔を見た気がしました。
というか、生理に感情や人格があったとは驚き。
私は生理ちゃんのこと、無機物のように考えていました。
でも生理ちゃんは、予想以上にすごく繊細な乙女心を持った人?でした。
女性であることを楽しむ、か…
そういえば最近、楽しいことを見つけるのがすごく苦手になってきたんです。
女性云々の前に、楽しみ下手になっている…
生理ちゃんに相談しながら、毎日楽しみや喜びを発見しながら生きていこう。
そして、生理ちゃんが来たら(来てない時も)大歓迎して毎日ちやほやしよう。
そう心に決めたのでした。
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、これは記録せねばと思い書きました。
生理ちゃんとの仲、時々見直すことにします。