バレー世界最終予選VS韓国戦 | 鬼姑のケセラ・セラな毎日

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バレーボール世界最終予選
VS韓国戦
セットカウント3-1で負けた
ただ負けたのではない
完敗




今日は最初からおかしかった

まず木村選手がまったく機能していなかった
ミスも多い
ブロックではねのけられる


エースが決まらないからセンター攻撃も決まらない
コンビプレーがまったく機能できない


加えて、若手選手が足を引っ張っていた

特に岩坂選手
いるだけで精いっぱいのような感じで、ミスが多い
動きも鈍い
途中で替えられたが、替えるのなら最初から使わなければよかった


竹下選手もミスが多かった
サーブのミスもあって、アテネオリンピックのブラジル戦を思い出し、嫌な予感がしていた


しかし、悪いことだけではなかった

山口選手がキム・ヨンギョン選手を一人でブロックした



でも、結局いいことと言ったら、これくらいしか印象に残っていない


2セットめをとった時は、やってくれるかもと思ったが、3セットではまた元に戻ってトンチンカンだった

4セット目に至っては、10点をとるのがやっと
あわや、シングルで終わるのかと思ったくらい



何かが違う
でも、何が足りないのかわからない


選手たちはそう思っていたように思える
ただ、時間だけが過ぎて行った



キム。ヨンギョン選手の前に、何もするすべがない
これではオリンピックでも、ただあんぐりするばかりだろう


韓国はキム・ヨンギョン選手ばかりではない
レフトから、ライトから、センターから、バックから、あらゆるところから攻めてくる

キム・ヨンギョン選手が決まるから、他も攻撃もおもしろいように決まってくる


今日の日本はワールドカップでも日本に負けたブラジルのようだった
そのブラジルは南米チャンピョンになって、オリンピック出場を決めている
立て直してきたのだ


日本はどうだろう
立て直すどことか、ちょっと自信過剰になってはいなかっただろうか



今日の試合は一見キム・ヨンギョンだけに負けたと見えるが、実は韓国チームに負けたのだ
韓国は以前はキム・ヨンギョンという100年に一人の逸材と言われる選手におんぶにだっこだった
彼女も怪我をしたし、いい時と悪いときとの差が激しかった
でも、今日は違っていた

まず、とてもきれいになった
女らしくなって、可憐になっていた

自分が自分がとうオーラもあまりない
周りに溶け込んでいた

チームメイトも彼女を信頼し、一緒に進化していた
だから、彼女が決まらなくてもカバーしあえる
そしてその思いにキム・ヨンギョン選手も応えて立ち直っていく。。。

また、彼女は日本ではJTで竹下選手とチームメイトだった
今はトルコでバレーをやっているが、その経験を思う存分発揮している



日本と言えば
木村選手に頼るのは同じ
でも、彼女が機能しなければすべてが崩れる
木村選手と他の選手との差が大きすぎるかもしれない



そこが一番の違い



また、3位になった世界バレーの時には、大友選手と井上選手というミドルブロッカーのベテラン最強選手がいたのだ
この人たちがいることによって、荒木選手がキャプテンに専念できたのかもしれない
しかし、今回この二人は怪我でベンチ入りさえできない状態だった



何を言っても「たら」「れば」になってしまう
でも、絶対に落としてはならない試合だった




オリンピック出場の条件

1.今回出場の国の中でアジアで1位
2.今回の大会で上位3位以内

アジアで1位は今日負けたから不可能に近い
今大会で3位以内も、キューバ戦、ロシア戦、セルビア戦を残しているので何とも言えない



ということは



オリンピック出場が危なくなった




是非ともがんばっていただきたいです





閑話休題

韓国のキム・ヨンギョン選手は確実に進化していました
ロシアのあのガモア選手よりも断然スパイク成功数が多い
また、きれいになって、スパイクも華麗
敵ながらあっぱれと思いました
100年に一度の逸材と言われるのはオーバーかなと思ったけれど、今日のプレーを見る限り、嘘でもないかもしれません
敵ながら、本当にいい選手だと思いました
韓国がもしオリンピックに出たら、彼女を応援したいですね