『あれもこれも経済』 Vol.2 | 佐藤ゆかりオフィシャルブログ|大阪(枚方・交野)代表 衆議院議員 自由民主党 Powered by Ameba

『あれもこれも経済』 Vol.2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/5/13 発行━━━━━━
参議院比例区(全国区)支部長 佐藤ゆかり
メールマガジン『あれもこれも経済』 Vol.2
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民主党の支持率は一貫して低下傾向にありますが、自民党の支持率低下にも歯止めがかかっていません。最近の世論調査によれば、自民党支持率は14%台にまで落ち、一方で、「支持政党なし」の無党派層はいまや60%台に迫っています。

自民党の衰退は、長引く日本経済の構造不況と連動しています。不況の根本的な原因であるグローバリゼーションへの対応の遅れと少子高齢化に対処する適切な政策によって、産業界を元気にさせることができなかったからです。

グローバリゼーションとは、経済活動が国境を越えて地球規模で拡大することです。インターネットの進歩と普及によって、おカネや情報は瞬時に地球上をめぐるようになりました。アメリカ発の「リーマン・ショック」が瞬く間に全世界に広がったことは記憶に新しいところです。

ヒトやモノの移動は、かつてとは比較にならないほど活発になっています。安価な商品が海外からどんどん入ってきて、価格破壊が深刻なデフレ状況を生み出しています。

少子高齢化とは、出生率が下がって人口が減少すると同時に、高齢者の数が相対的に増えることです。一人当たりの消費が変わらないとすれば、人口減少と少子高齢化によって日本全体の消費は減少します。高齢者が増えれば、当然のことながら、消費パターンは変化するからです。

つまり、日本の経済構造はいまや大きな転換点にあるのです。そのような状況の中で、ここまで支持率が落ちているのですから、自民党には自らの支持基盤を一度ガラガラポンするくらいの覚悟が必要なのです。

自民党はこれまで、経済が構造不況に陥ってからというもの、新しい産業を生み出す政策よりも温存政策に軸足を置いてきました。しかし、いくら助成金を出しても、構造不況に陥った業種の収益力が高まることはなく、むしろそのままの形で残り続ける手助けとなるだけでした。
一方で、民主党が行っている、“財源も考慮しないで現金をばらまくだけの政策”に未来がないことは、火を見るよりも明らかです。いまや衰退の瀬戸際にある日本を救う道は、グローバリゼーションや少子高齢化で構造不況に陥った業種を新たな成長産業へと転換させ、輸出を促進して、海外の成長の力を日本経済に取り込み、元気にする以外にありえません。

中国沿海部は4億人を超える市場があり、インドも急速に発展しています。日本の海を隔てたすぐ向こうには、「成長するアジア」という巨大な市場があるのです。

『あれもこれも経済』編集長 佐藤ゆかり


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