餅つき | 郷の住人

餅つき

今年は イノシシの話は休もうと思っていたが

元旦から ニュースで流れて 思わず書いてしまった

反省・・・・


ここからは 少し郷の暮らしの知恵を書いてみようと思う


餅つきは郷でも少なくなって 暮れに煙の上がる家は減った

郷の住人は 今も続けている 

杵つきから機械に変わってはいるが 暮れの恒例行事だ


囲炉裏でもち米を蒸して 機械で餅をつく 

ここの郷は 丸餅 

つきあがった餅を 小さくちぎっては丸めていく


杵つきは おいしいと思われているが 

機械でも十分 杵つきと同じ餅が作れる

むしろ杵つきより いい餅が出来ているように思う


機械でつくときの知恵は ただ一点

蒸しあがったもち米を セイロから出して

粗熱をよく取ること・・・・・約十分

それから機械に入れてつく

熱いうちにつくことが いいと思っている人が多いが

熱すぎると のびて弾力の無い餅にしかならない


杵でついておいしく感じるのは 弾力・・・

ついてるうちに温度が下がり弾力が出る

お雑煮にしても こしがある餅になり よく伸びる

こんなおいしい餅が 機械でも出来る


特に鏡餅は こんもりと厚みがある方が 見栄えが生える

郷の住人は 厚みのある鏡餅を飾っている


欠点は鏡割り

厚くて包丁を入れるのが たいへん・・・・・

木槌で割るのが本当なのが わかるような気がする


機械で餅をつくことがあれば 急がないで十分粗熱を取って

ついてみて下さい きっとちぎる人も丸める人も熱くないし

こんもりと 厚みのある餅が出来ますよ

                   おためしあれ・・・