こんにちは、さとう鍼灸整骨院の前田です。




今回は先週に続いて東洋医学の種類をお話していきたいと思います。



 ※先週の「東洋医学の種類①」についての記事はこちら↓

  http://ameblo.jp/sato-shinkyu-seikotsu-in/entry-11716711317.html



前回は

・東洋医学には沢山の種類があること

・日本の伝統医療は「漢方医学」と呼ばれること

・中国の伝統医療「中医学」と呼ばれること


…などについてお話させて頂きましたので、今回はそれ以外の東洋医学に位置づけられているもののお話をさせていただきます。








アーユルヴェーダ(インド)

これは主にインドで紀元前2000年~1000年にかけて成立した、古い歴史を持つ医学です。

サンスクリット語で「長寿への知恵」という意味を表し、病気治療以上に養生法や食事療法に重点を置いていたものです。



基礎になるのは「トリ・ドーシャ」という理論で、薬物療法、食事療法、ヨガなどあらゆる治療法の土台になる考えだそうです。



このトリ・ドーシャは漢方医学の「気」と同様に目に見えないはたらきをするものですが、アーユルヴェーダでは薬物治療外科治療も発達しており、500種類以上の薬物を使って治療をしたり、なんと紀元前の時代から大麻での麻酔を用いた手術も行っていたそうです。



中医学が漢方医学に影響を与えたのと同様に、アーユルヴェーダはアラビア医学やチベット医学にも大きな影響を与えており、古代の世界では非常に大きな力を持った医学だったようです。




現在の日本でも、ヨガなどは大変馴染みのあるものの一つになってますが、これがただの健康法ではなく、根本は古代世界の主要医学の一つだったという点では、驚かれた方も少なくないのではないでしょうか。




このように、私達が普段何気なく見ているものの中には、重大な歴史を隠していることが少なくありません。




情報の多過ぎる時代と言わていれるだけあり、本当に様々なものとすれ違う現代社会ですが、こういったことを見逃さないように日々を過ごしたいものですね。





次回は東洋医学の種類③として、先ほどちらっと出てきたアラビア医学チベット医学のお話をしようと思います。


こちらも非常に奥の深いものとなっておりますが、分かりやすい部分だけ要約してお伝えできればと思いますので、是非楽しみにしていて下さい。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。




ウィズ㈲ さとう鍼灸整骨院 前田亮太