「北海道の泌尿器科医療に距離の壁をなくしたい!」 | 院長徒然

院長徒然

「院長のある一日」ということで、日常のことや気づいたこと、院内での出来事などを気ままに綴ります。

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

病院が始まって2日目の1月5日、午前中に豊富国保診療所の先生から患者さんの相談がありました。

 

すぐに豊富の病院のCTなどの画像を見ることができるオンライン診療のシステム“KIZUNA”を使い、患者さんのCTを拝見しました。
 

1㎝くらいの尿管結石が尿管に詰まっており、腎臓が腫れ(水腎症)、腎盂腎炎をおこなしています。それだけでなく、行き場を失った尿が腎臓の周囲に漏れ出していました。発熱もひどく、そのために血圧も下がってきています。すぐ尿管ステントの挿入など、尿が流れるようにする処置(ドレナージ)が必要です。

 

相談の結果、すぐに救急車で札幌まで来ていただくことに決めました。4時過ぎに当院に到着し、ステント挿入の処置をすることができました。

300km離れていても患者さんの状況を見ることができるオンライン診療が活躍しました。

当院のミッションの一つである「北海道の泌尿器科医療に距離の壁をなくしたい!」を目指し今年も頑張ろうと思います!