今年を振り返って。
コロナ禍で中止していた中枢神経麻痺研究会。
Zoomを使って勉強会を再開しました。

これまで対面で技術練習をしてきたメンバーから継続してくれている人、そして新たに参加してくれた人へ顔ぶれが変わりました。

画面を通して、いつものメンバーや新たに参加してくれた方々とのやりとりができる反面、
この研究会では臨床実践を通じてというコンセプトがありますから、その勉強会の時間のなかで体験として共有することが難しく、ビデオケースで確認してきました。

その場で仮説立てた思考と対象者とのやりとりを通して検証していく、実際のその循環に活きるようビデオの内容とその解説に努めたつもりでしたが、
初めての参加者にはわかりにくい。難しい。その一言に尽きるものだったかもしれません。

その反省を踏まえ、オンラインでできること、来年も手探りで継続していきたいと思います。

来年は3月に初めての研究大会を企画しています。
参加者の演題発表、事務局からの演題やコラムなど楽しみが盛りだくさんです。

ハイブリッド開催の予定ですが、コロナの状況が少しでも落ち着き、できれば現地で発表、実技練習の交流が感染対策の上で、実現できればと思います。

コロナ禍で対面でのやりとりが制限され、個人で課題をみつけ、消化していくスタイルに余儀なくされたこの3年間。

個人的には臨床と研究の比率が傾いた時期でもありました。

ですが、
この職業についた時の想い、
あの時はただ単純に治療が上手くなりたい。
リハビリテーションのことは専門職として頼りにされたい。
それが今やっていることはなんのためにやっているのか。
この現状と私個人としての関係なのか。
原点を振り返るべきだという葛藤がありました。

来年はあらためて、
臨床的思考が発展させられるようトレーニングしていきたいと思います。

こうやって、今年を締めくくることができたのも、家族、研究会事務局やその仲間たち、たくさんのここに書ききれないぐらいの関係をとってくださった方々に感謝しています。

これまでのご縁に感謝。

読んでくださった方々、
良いお年をお迎えください。

脳のラテラリティとして、
健常者の立位歩行時における左側下肢の支持性優位に関することについて、ほんとうに大脳皮質の機能局在だけで説明できるのか、今ある環境や文脈のなかで生きる人の姿勢緊張との関連で来年検討したいと思っています。。。