武士道と云ふは
死ぬことと見つけたり
これは「葉隠」 (はがくれ) の有名な一節
え???
だから、どうしたって?
ええ、僕、素直でええ子なんで
めちゃ影響されやすいんですよねぇ
とはいえ、僕の読んだのは
三島由紀夫著の「葉隠入門」
この本、素晴らしいです。
三島由紀夫、素晴らしいです。
簡単に内容を説明すると、江戸時代中期に佐賀鍋島藩の山本常朝が武士としての心構えを説いたものを田代陣基が筆録した全11巻に及ぶ書物であり、その内容は処世術や恋愛哲学など多岐にわたる指南書となってます。
武士道と云うは死ぬ事と見つけたり
この一節のみを曲解し太平洋戦争で特攻、玉砕、自決にこの言葉が使われたりした経緯もあり戦後は一時、禁書扱いになったこともある・・・そうです。
戦時中は士気を煽るために、死を恐れさせないために意図的にこの一節を抜粋したんですねぇ。
ただし、常朝自身は続けてこう云っています。
武士道と云うは死ぬ事と見つけたり(略)常住死身になりて居る時は、武道に自由を得、一生落度なく、家職を仕果すべきなり。
だいたいご理解いただけたでしょう。
常朝は死を見つめる事により
生きる事も説いています。
かのスティーブン・ジョブス氏も
余命3カ月の宣告を受けた後
死に触れ、考え、その境地を見出したといいます。
過去記事参照→「バイブル」
さらに、男の顔(態度)について常朝はこう語ります。
うやうやしく
にがみありて
調子静かなるがよし。
なるほど・・・
この本を人生の最も大切な本の1冊としよう
お腹でも痛いの?
と、聞かれかねない男の顔で←間違ってる
僕は静かに本を置いた
次の瞬間・・・
こちらに突進する次女
倒れるグラス
コーヒーにまみれる「葉隠」
・・・・
僕の人生の教科書・・・
苦味は加わったみたい。
テヘペロ( ´艸`)
チャンチャン♪
※これは僕の戯言であり、本来の「葉隠」の真意とは異なる事がございます。さらに素晴らしい言葉や教えはまだまだご紹介しきれないほどありますので是非、「葉隠入門」読んでみてください。