シチかナナか | 近藤サト オフィシャルブログ「ベルベットフィール」Powered by Ameba

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30連勝目前で藤井四段の記録は潰えたが
将棋の凄さにあらためて感じ入り、沈黙の戦いの烈しさに舌を巻いた。

ただ、連日のメディアでの特集を見ていてアナウンサーが『七段』をナナダン、『七冠王』をナナカンオウというのが気になった。
中には、番組の途中でしれっと、『シチダン』と言い変えている人もいた。

古臭いと思われるかもしれないが、将棋の世界でナナと聞くと、ひとえに気持ち悪い。
私は普段、ブログからも分かるように、品の無い言葉も表現のひとつだからと、案外抵抗なく使うが、時と場合による。
近所のおばさんが『七回忌』『70年』をナナ読みするのとは違う。

コトバは変わり続けるとはいえ、シチ勢力は年々弱まっている。

どこかのアナウンサーが、7(ナナ)人兄弟の〜
などと言うたびに、日本語が一つ死んでゆくのだ。メディアの波及力は凄まじい。

藤井四段には是非とも早く、7段(シチダン)そして七冠(シチカン)を達成して頂きたいと願うばかりである。