「桜の名所」として知られていた、ひばりが丘団地の建て替えが進み、昭和34年の団地造成時に植えられた桜が伐採されています。
こんなカンジになっています。
私のところにも多くの方々から。「何故、桜の木を切るのか?」というお問い合わせを頂いています。
ひばりが丘団地自治会の「ひばりニュース」が議員室にも届けられており、その中に書かれている、樹木更新計画にこう書いてありましたので、ご紹介いたします。
<さくら通りの再生>
①樹木について
・ソメイヨシノの寿命は一般に60年程度のため、
数年の内に更新が必要となる。
・本年度行なわれる歩道整備にあわせて、
根の一部断根が必要(61本の内、56本が
生育不可状態にある)
②景観について
・保存可能な樹木が極端に少なく(5本)、保存しても
並木として連続した美しさの醸成が難しい
さくら通りの樹木については全て新種に
<さくら通りの再生に当たっての視点>
・街路樹として、出来るだけ枝が横に張り出さず、
大きくならない樹種を選ぶ
・現況のソメイヨシノの開花イメージを踏襲し、出来る
だけ葉に先立って花が咲く樹種を選ぶ
・花が美しく、観賞価値の高い樹種を選ぶ
・樹木の成長、団地の日照を考慮し、樹木の間隔を
15m程度確保する
<さくら通り更新計画>
樹種 サトザクラ(ベニユタカ)54本
ベニユタカ(紅豊)
花 大輪で淡紅色
八重咲き
少し芳香がある
花期 4月上旬~中旬
樹高 5~10m
枝が横に広がらず、縦に伸びる
(ひばりニュース 2011年15号より転載)
樹齢50年が過ぎ、寿命が近づいている桜とはいえ、見ていてやはり悲しい気持ちになってしまいます。
新しい桜は横には張り出さないということで、「桜のトンネル」のようだった、通りの景観も変わってしまうようです。
私がこの西東京に越して来た理由は、東大農場のポプラ並木が故郷・北海道のようだったことと、ひばりが丘団地の桜並木の素晴らしさでした。
その二つがなくなってしまうとは・・・
新しいさくら通りの桜並木に期待しましょう。