この夏、私の人生に新たな光が差し込みました。毎日書道展にて、百戦錬磨の先生方にまじり席上揮毫(書道パフォーマンス)の大役を務めさせていただいたのです。準備期間も含め、この経験は一生忘れることのない出来事となりました。
書道展の開催前日、愛知県美術館の神田真秋総長に挨拶へ伺いました。実は神田さんとは以前からお付き合いがあり、本誌も毎号送付させてもらっています。辞書と書道談義で一時間ほど話し込んだことも。先日は秘書の方に撮っていただいたお写真もありがとうございました!
そして今年2月、書道の恩師である後藤啓太先生と奇跡の再会を果たしました。当然、お二人も書道界で繋がっており、まさかの三者会談が実現しました。
私は特定の書道の団体・流派には属しておらず、今回出演させていただいた毎日書道展の規模の大きさには、私自身前号で
「身に余る舞台」言いつつもピンと来ておらず、
「あなた、これはとんでもないことだよ」
と神田さんは開口一番で仰いました。
「あまりプレッシャーに感じなくていいからね」
とは後藤先生から。いやいや、余計にプレッシャーかかりますって(笑)
練習しすぎると字がつまらなくなる
先生の書道教室へ伺い、一度だけ練習させてもらいました。しかし、たったの二枚。初めて取り扱う大筆の感じと全紙よりも大きい三六と呼ばれる大きな紙の空間を把握するくらい。先生からは「このまま本番まで練習しないように」とのお言葉。
練習し過ぎると字がつまらなくなる、とのこと。これは普段、辞書の旅で広辞苑を書いている信用もあるからでしょう。私には私の個性があり、それを活かして存分に楽しめばいいのだ、と解釈しました。
席上揮毫前日、中村保育園でのキックボクシング教室を終え、そのまま会場に向かって見学させていただきました。愛知県美術館の大展示室の入り口にある大広間に設けられた特別スペースを下見でき、イメージも沸きました。明日は自分の番。これは緊張するなあ。
魂こめて全力を尽くすのみ。行くぞ、具鷲(私の雅号)!
一緒に連れてきた家族には栄のどこかへ行ってもらいました。私は駐車場で精神統一という名の昼寝をしてから会場に。これはキックボクシングの現役時代から変わりません。一人で集中したいタイプなのです。
初日は愛を描きました。広辞苑前巻を読んだ中から、自信を持って選んだ言葉です。辞書の旅の現状の結論「愛がすべて」だと以前にお伝えした通りです。
前夜に許可をいただき、バックミュージックにはAIと一緒に作った『Love is Dark Matter』を流しながら。
本来は静寂の中、紙の上を擦る筆の音も含めてのパフォーマンスだと思われますが、私自身が常日頃から音楽を聴きながら書いていたので、おかげでより集中できました。
二日目は『宇宙の歌』で宇宙を書きました。この日は毎日新聞とNHKの
の取材も入り、その日のニュースのスポーツコーナーにも取り上げていただきました。「スポーツなのに書道?」とアナウンサーも訝しげでしたが、私は、書道は集中力のスポーツだと感じています。
特に大書は体幹をかなり使います。下敷きの上は滑りやすく、足先だけで踏ん張っても体勢が崩れます。息も切れるし、汗もかきました。
大変嬉しい報告も。事前にしっかりと宣伝していただいたおかげで、普通なら初日を超えることはない来場者数が愛の日、宇宙の日と、人がどんどん増えていったのです。物事が盛り上がるときの熱ってあるじゃないですか。それを感じました。緊張はしましたが、それも引っくるめて楽しめました。そして何より、来ていただいた方に楽しんでもらえたのが嬉しかったです。たくさんのご来場、本当にありがとうございました。
毎日書道展のパーティーもご招待いただきました。神田総長の壇上挨拶では、本来であれば門外漢の私のことを多く語っていただきました。
「この人面白いから、ぜひ皆さんの輪の中に入れてあげてください」
暖かいお言葉の数々に感激しました。多謝。
この二日間を通じ、書道の魅力は技術だけではなく、人と人を結びつける力もあると実感しました。
現代テクノロジーを駆使すれば、辞書の旅と書道から音楽も生まれます。ほぼモノクロの書道がカラフルな総合芸術になります。
「明生人嘉」――明けの明星の如く明るく生きて、人に嘉ばれる存在でありたい。そんな思いを胸に、今月もブルート通信、お届けいたします。いつもぶるーと整体院やキックボクシングジムJKF新瑞橋、JKF池下をご利用いただきありがとうございます。
ということで、まずはなにとぞ君の登場です。
なにとぞ、よろしく!
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語源【 Brave Heart 】
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