エコーをしながら、先生が手術の前処置のため子宮口を広げる器具を挿入し(痛みはなかったです)、その後リカバリールームに移動しトイレで痛み止めのボルタレン座薬を挿入するよう看護師さんに説明されました
いつものリカバリールームで、術衣に着替えている間も涙が止まらず、カーテン越しにも他の患者さんがいたので、声を殺して泣きました
いつも、採卵や移植の時は緊張はしていても、前向きな気持ちでいるリカバリールームが、今日はとても悲しかったです。手術を早めたのは自分なのに、赤ちゃんと離れたくない気持ちもあって、頭はぐちゃぐちゃでした
それでも、着替えて、座薬を済ませると看護師さんが点滴にやってきました。点滴をはじめてから1時間くらい待ってから呼ばれるとのことで、なるべくなにも考えないよう、目をつぶって眠るように横になっていました。
そして、1時間経つ頃、間もなく順番なのでトイレを済ませて待つように声がかかり、手術室に案内されました9時30分過ぎだったかと思います。
手術室ではいつもの採卵と同じように名前と生年月日を確認して手術台にあがりました。
手術の担当は、直前にエコーをしてくれた優しい女性の先生でした。
点滴にまず痛み止めの薬を入れますね、と説明されソセゴンが入りました。すこし頭がぼーっとしてきて、メガネを外したせいもあるか、天井がぼんやりしていました。でもまだ意識はあるので、麻酔ちゃんと効くかな?と心配しているうちに、麻酔のプロポフォールを入れます、と声をかけられ、薬が入ります
あれ、でもまだ意識あるな?まだかな?と思った直後、眠ったようです
気づいたら、手術台の上でした。
看護師さんになにか声をかけられたはずですが、はっきり覚えていません。まだ頭はもやもやしていました。
介助されながらゆっくり起き上がりますが、まだフラフラでした。術前に渡していたショーツは看護師さんによってはかせてもらっていました
リカバリールームまで戻って、ベッドで横になります。夫に連絡だけいれようと思いましたが、それもできないくらいまだ頭がぼーっとしていたので、また眠りました。
次に目が覚めて(たぶん15分経ったくらい?)、夫に終わったと連絡しました。11時過ぎでした。
ここからはうとうとしながら、だんだん覚醒してきた感じで、10分くらい眠ったり、起きたり、を繰り返していました
途中何度か看護師さんが様子を見にきてくれていて、トイレに付き添ってもらいました
リカバリールームに戻ってから約1時間半くらいで、看護師さんに点滴を外してもらい、最後に手術をしてくれた先生の診察がありました。
お疲れさまでした、と声をかけてくださり、心配していたより出血が少なかったこと、最後に入れていたガーゼを抜いてエコーを見て、大丈夫です、と言われました。
わたしはエコーのモニターをあまりはっきり見ることは出来ませんでしたが、もう赤ちゃんはいなくなっていたんですよね
3日分の抗生剤と痛み止め、子宮収縮剤をいただき、
次は、1週間後に経過観察の診察予定となりました。病理検査の結果も出ていれば、その時に説明になるそうです
診察が終わり、迎えにきていた夫が待合室で待っていましたまだフラフラだったので、院内まできてくれて助かりました
会計して帰宅
帰り道では、術後の痛みもなかったのと、前日から絶食だったのでお腹がすいていて、わたしの好きなパン屋さんに寄って買い物して帰りました
自宅について、気持ちが落ち着いているときもあれば、やはりふとしたときに悲しみが襲ってきて、涙が止まらなくなるときもありました
でもこれはもう、無理せず泣いていいのかな、と思っています
いつか時間が解決してくれるのかな、と思います
そんな流産手術の日でした