3月6日。昨日は私のおじいちゃんの命日でした。

5日の夕方少しうとうとして目が覚めると何故か携帯の待ち受けの日付けの文字がやけに気になってボーっと眺めてたら、「あ!じいちゃんが今から死ぬ日だ!!」何年前やったかなぁ、ボーっ。

すぐにじいちゃんに触れた最後の瞬間を思い出しました。何日か前に転んで病院の集中治療室に入院していました。その日病院に行くと「元気になってきたので退院出来るかもしれませんよ」とお医者さんが言ってらしたのを聞いて、じいちゃんの生命力はすごいなぁと感心していました。でも転んで頭を打っていたので意識は朦朧としていて言葉を交わす事は出来ない状態でした。



短い面会時間が終わりそうな時、私は大好きなじいちゃんの手を握り、「じいちゃん、さっちゃんよ!明日また来るね!」と声をかけ、明日も会えると何の疑いもないまま手を離そうとしました。
でもじいちゃんは力いっぱい私の手を握り返しその手を離そうとはしなかったのです。
私はどうしたのかな?と思いましたが「大丈夫よ、また来るからね!」ともう片方の手で手をほどいて病院をあとにしました。


その夜、じいちゃんは亡くなりました。101歳の大往生でした。
後から思うとじいちゃんはもう分かっていたのかもしれません。今でもあの時のじいちゃんの手の温もり、力強さは忘れていません。もう少し長く手を握っていてあげたかった。最期の時を一緒に居て送ってあげたかったなぁと想いがこみ上げる時があります。なので11年経った今日、その時、あの日に戻ってじいちゃんの側に寝そべって一緒に居てあげられた、一緒に居てくれた、そんなイメージを心の中に浮かべました。そうするとなんだか本当に一緒にいれた気がしました。




そういえば同じ日くらいから息子がタイムスリップごっこをして遊んでるなぁ。母がじいちゃんの命日にタイムスリップしたからかなぁ?!
彼が行くのは何故かいつも1250年だそうです。笑!

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じいちゃんっ、大丈夫!じいちゃんのこと、忘れてないよ〜、大好きだよ〜、ありがとねー、愛してるよ〜ラブラブラブラブラブラブ