最近は、暇さえあれば音の編集をしているんだけど、
昔じゃ考えられないぐらい、編集でいろいろできる時代になった。

昔、アナログテープにみんなが録音していたころは
とにかくいい演奏をする以外の選択肢はなかったけど、
今は音色も、タイミングも、特殊加工も、本当にありとあらゆることが
編集で変えることができる。

ただ、その「技の数々」を駆使するためには
ソフトのことを深く理解している必要があるので、
編集をしっかりできるまでに時間がかかるのがデメリット。

でも、かゆいところにいっぱい手が届くし、
昔では考えられなかった音も作れるので、それは実に面白い。

でも、個人的にはヨダレが出るぐらい「いい演奏」をすっと残す方が好き。
本当は編集なんかじゃなくて、一発録りで完結したいものだ。

まあ、最近の音楽のほとんどは、一般の人々が想像する以上に
編集で出来上がっているからね。

ミュージシャンの中にはそれにかまけて、演奏がおろそかになりがちの人達もいるけど
それでは本末転倒。

だいたい、素晴らしい曲を書いて、その世界を理解し、巧みな演奏力&歌唱力で
表現するために音楽ってするものだと思うから。

だから、その基本は忘れてはいけないと思うよ。

音を出して気持ちよがっているだけでは、いつまでたっても上手なアマチュアだと思うしね。
まあ、最近は演奏があまりできなくても、豊富な編集技術を駆使して素晴らしい作品を残す
ことを楽しんでいるたぐいのミュージシャンたちもいるし、それはそれで一つの素晴らしい形ではあると思う。

まあ、要は自分が奏でる音楽の本質をよく理解して、
そのための努力を惜しまないということだね。

さあ、それでは引き続き画面の前で諸々にらめっこ。

んわっくっく。

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