最後に、大学病院で受けた体外・顕微授精について、何回かに分けて書きたいと思います。
これまでは地方の中核病院や不妊治療専門クリニックで治療を受けていましたが、
仕事や不妊治療の選択肢を増やすため、大都市に引越しをしました。
まず病院選びですが、大都市ではぐっと選択の幅が広がります。
不妊治療専門クリニックは、最後の砦と言われるような有名どころから、アクセスの良さそうな小さなクリニックまであり、選択肢がたくさんありすぎて選択に困るほどです。
不妊治療外来を行なっている大学病院や中核病院ももちろんたくさんあります。
私は、ここでもまずは通いやすさを一番に考え、職場からすぐの不妊治療専門外来のある大学病院を選択しました。
選択肢がたくさんあるとどこが一番自分にとってベストなのか悩むかと思いますが、結局病院の選択が正しかったかどうかは、結果を持ってしか判断できないのだと思います。
なので、最初は通いやすさや病院の雰囲気など、自分なりの基準で続けられそうだなと思えるところを選択することをお勧めします。
治療を進めてみて、残念ながら結果が思わしくなく、もう他に手立てがないため同じ治療を繰り返すしかない状態になってしまったとき、改めて転院を考えて切り替えることが大切だと思っています。
大学病院の初診は夫と2人で受診しました。
これまでの経過を共有し、改めて体外・顕微授精を行いたいことを伝えました。
そして、ホルモン値の採血や精液検査を再度行いました。
感染症検査については1年以内有効とのことでしたので、前医のデータを提出しました。
その後も何度か私のみ通い、ホルモン値を測定し、エコー所見と併せて多嚢胞性卵胞症候群の診断となりました。
必要な検査を終え、本来ならばすぐ採卵周期に入れるところ、ちょうどコロナ流行のため不妊治療は不要不急のため通院を控えるように勧告が出されてしまいました。
先行きがわからないまま治療は延期に。
辛かった治療に一区切りつけ、ようやく希望を持って新たにがんばろうという気持ちになっていたため、非常に辛かったです。
その間人工授精も勧められましたが、もう希望を抱けなくなっていたため、しばしのお休み期間とすることにしました。