MA330124.JPG一昨日の日曜日は代々木公園で開催されたブラジル・フェスティバルに赴きました。今回は仕事ではなく、一消費者であり、一音楽ファンとして。

一昨年に信濃町の明治公園で小規模ながらご機嫌に開催されていたこのイベントに顔を出して以来すっかりファンとなり、昨年、今年と僕の中では毎年夏の終わりの恒例行事となりつつあります。


MA330112.JPGシュラスコ、フェジョアータ、アサイ等のブラジルフード&ドリンクを仲間達とピクニック気分で楽しみつつ、ステージからノリの合うライブが聴こえてきたら見に行ったり、踊ったり・・・・。それはもう最高にご機嫌な空気に満ちているイベントなのですが、(なんでこんなにも素晴らしい世界なのか?)ということについて今更ながら思ったことがありました。

主催者側の企画であるバザールやステージも勿論素晴らしいのですが、僕や仲間達の気持ちを盛り上げたのは、誰に頼まれるでもなくアンオフィシャルに場内の通路や周辺の歩道で踊ったり、ジェンベ叩いたり、僕達のように仲間同士でキャッキャと騒いだりしている一般来場者なんですよね。この空気が楽しい!って気分に拍車をかけ、この「ブラジル最高!」な気持ちが仕上げとなるわけですね^^
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主催側のプログラムといえば、ブラジルフードのお店はオペレーションもとても手際良いとは言えず、シュラスコ一皿買うのに30~40分待ち。アサイジュース買うだけにも15分位は並んだでしょうか?
ステージの進行も毎度毎度押してるし・・・・。
でも、皆楽しそうに笑ってるんですよね。
きっと会場全体がそういう楽しい空気になりきっちゃってたと思うんです。

Oh!これぞブラジリアン・エアだよ!なんて余計に満足しちゃったりして(笑


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ちょっと自分の仕事と重ねて考えてみると、これって最近のマーケティングの時流でいうところの「with C」なわけですよね。

ブラジル商工会議所が主催するイベントは、本来はブラジル文化のPR、啓蒙からひいてはブラジル産業の発展を目的とした云わばプロモーションの場であるわけですが、恐らく一般来場者の殆どは、そんな風に宣伝や啓蒙を受けたという意識無しに、しかもこのイベントの盛り上げ役とう重要な仕事までこなしながら、出店しているお店に売上げももたらしながら、最後には「いやぁ、ブラジル最高!」って言いながら帰っていき、恐らく翌日には職場でまた「昨日ブラジルフェスティバル言ってきたんだけど、やっぱイイねぇ、ブラジルは」なんてバイラルしちゃってる訳ですな。自らの体験に基づいて申し上げると(笑


そうやって考えると、ちょっと前によく言われたブランデッドエンターテイメントという発想も理に叶うんですが、ここで問題になるのは、マーケティングテクニックの為に後付けでこしらえられた安易な面白さでは大体の場合はダメだということなのでしょうね。

今回で言う「ブラジル」であったり、対象となるブランドの本質に潜む魅力や価値からぶれていては訳の分らないものになってしいますね。理論上では理解されてるのかもしれませんが実際にアウトプットされるものにはどうも微妙な苦しさを感じてしまいます。
勿論状況によっては市場やユーザーの変遷によって同じものでもその価値のウエィトを秀逸にシフトさせて成功している事例も無くはありませんが・・・・。まずはシンプルにストレートで勝負することが基本かなと思います。但し、星野監督の現役時代宜しくな情熱と魂をこめた気迫の一投でなければなりませんね。

今回はブラジルという素材やリアルイベントというチャネルのパワーも手伝って「with C」が効果的に実践されただと思います。

先日の次世代広告夜会でのセッションやアンケートにも次世代広告の重要なキーワードの一つとして(広告と感じさせない・・・・)I(気がつかないうちに摺りこむ)的なものが多かったように思いますが、コミュニケーション・デサイン上に今回のブラジル×リアルのシンプルモデルを重ね合わせながら、本質の部分から目線をぶれさせること無く、素材そのものの魅力を自然体で引立たせるコンテンツを一つひとつやりきっていくことが大切なのでしょうね。