今日は9月18日。
鉄道爆破と言う卑劣な謀略で始まった満州事変。
15年戦争の始まりだ。
昨夜、見たいと思っていた番組「村人は、満州に送られた」をパソコンとテレビをつないで視聴した。
国策として、日本がでっち上げた「満州国」に、日本の農家から開拓団として、強制的に割り当てられて渡満した約30万人もの日本人。
現地中国人の土地を強制収容した後に入植した人々は、その後塗炭の苦難を強いられる。
番組では、村に補助金を出す・満州に行くと2万ヘクタールの土地を与える…・と言う国の飴と鞭のもと、満州に渡った長野県下伊那郡河野村の95人の結末を、ただ一人生還した方から聞き出す。
終戦直前、ソ連軍が侵攻する中、着の身着のままで逃避した人々は、「このままソ連兵に殴り殺されるよりは集団自決を」と次々わが子の首に手をかけた。
生還した男性は当時16歳。
「あなたも手伝ってくれ」と、20数人の子どもの首を絞めた…と語った。
村人を満州に送った責任を取り、村人の最後の状況を聞き及んだ村長は自死したという。
その村で、満蒙開拓のことを話すことはタブーとなった。
NHKのEテレでは、昨夜も満蒙開拓団として山形から送られた方の遺族で、画家の諏訪さんと言う男性が、自分のルーツを知る旅を放映していた。
諏訪氏の父は当時8歳。32歳で亡くなった祖母の足跡を追っていた。
私の中で満蒙開拓の歴史、沖縄戦の歴史など、知らないことが少しずつ明らかになる。